欧州こけると米国ファンドがこける?

今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ
【11/11/5号】 2011年10月31日
週刊ダイヤモンド編集部
チャンスとピンチが訪れる 欧州危機 日本金融界への波紋
http://diamond.jp/articles/-/14651
(略)
 金融システム不安は欧州にとどまらない。英国の金融情報会社、マークイットグループがまとめた世界の金融機関のCDSクレジット・デフォルト・スワップ)の保証料率からは、この9月後半以降、ゴールドマン・サックスモルガン・スタンレーといった米国を代表する投資銀行への不安が増していることがうかがえる。欧州系の一部の銀行より跳ね上がっているのだ。

 CDSとは、企業の債務不履行に備えた保険の一種であり、保証料率が上がればその企業をマーケットが厳しく見ているといっていい。これが図0‐7である。

 なぜ米国の、しかも投資銀行がターゲットにされたのか。欧州の銀行や不安視される国に対する債権が多いからという説明が一般的だが、真相は不明だ。

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