モ〜訳分からない…野田“矛盾だらけ”の国民イジメ

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モ〜訳分からない…野田“矛盾だらけ”の国民イジメ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110926/plt1109261611006-n1.htm
 野田佳彦首相(54)率いる民主党が「不況下の増税」に猛進している。東日本大震災の復興財源を補うためだが、ギリシャ債務危機に端を発する世界的金融不安もささやかれる現在、「狂気の沙汰」(野党幹部)との指摘も。民主党税制調査会は、所得税増税を1年先送りすることで調整しているが、他に知恵はないのか。
 
 「ある意味で(2008年のリーマン・ショックより)深刻度が増している。(当時は国が企業をどう救済するかの話だったが、今回は)国の債券そのものが問題だ」
 安住淳財務相(49)は23日(日本時間24日)、ギリシャ発の金融不安について、ワシントンで記者団にこう語った。だが、財務省主導で「増税路線」を突き進む政府・民主党には、こうした危機感も口先だけだ。
 
 民主党税制調査会(会長・藤井裕久財務相)は25日、臨時増税のうち、所得税増税を13年1月から10年間とすることで調整に入った。政府税制調査会は来年1月からの実施も検討したが、「早期の実施は景気に悪影響を及ぼしかねない」と判断し、1年先送りする方向となった。
 
 前原誠司政調会長は25日のフジテレビ系「新報道2001」で、臨時増税について「機械的に12年度から増税するとは政府も与党も決めていない」と述べた。
 党税調としては「これでは党内の理解を得ることはできない」と判断したようだが、「1年の先送り」で党内や国民の理解が得られるのか。
 
 日本経済は現在、長引くデフレと超円高、大震災、原発事故といった四重苦にあえいでいる。こんな時に増税に踏み切れば、「日本経済へのダメージは計り知れない」(超党派議連『増税によらない復興財源を求める会』声明)との意見は多い。
 
 そもそも、野田首相自身、「不況下の増税」に反対していた。
 夕刊フジの連載コラム「俺がやらねば」(09年1月29日号)で、野田首相リーマン・ショックの最中に増税を模索していた麻生政権に対し、「これだけの世界同時不況の中で、(消費税)増税の話をしている。そんな国は世界唯一である」と批判していたのだ。
 民主党税調は26日の総会で復興に必要な約11兆2000億円の財源について、所得税法人税増税に加え、個人住民税とたばこ税、相続税増税も検討する案を提示する予定。
 かつて、「増税なき財政再建」を訴えた民主党だが、どんどん国民から離れているようだ。