移民がスラムを形成すること前提のグローバリズム「責任」論w
移民の弊害=マイナスエネルギーを「緊張感」としてマンセーする開き直り。
八束はじめ、1948年生まれ。
団塊世代の多文化厨のビョーキも硬膏にはいった感じだなあ。

ポスト3.11の論点 日本と日本人の選択肢
【第36回】 2011年9月16日
震災、人口減少で加速する東京集中 大都市「東京」は東日本をどう支えるべきか
――3.11後の都市論(上)建築家・八束はじめインタビュー
(略)
 じつは、東京圏、大阪圏、名古屋圏という三大都市圏で比較すると、人口が増えているのは東京圏だけです。一般的には、情報化が進めば進むほど地方への拡散は進む、と考えられていますが、実際にはまったく逆の現象が起こっています。
(略)
 地理学で言う東京圏とは、隣接するこれらの地域を含む都市域全体を指す言葉ですが、それで比較しますと、東京圏の人口は約3500万人と、世界的に見てもニューヨーク周辺や上海周辺をはるかに凌ぐダントツトップの都市圏が形成されていることがわかります。
(略)
 都市部への人口移動が加速した結果、急激に発展した新興国の一部では、超高層ビルの足元にスラム街が形成される景色も広がっています。現在、スラム街の人口は全世界で約10億人と言われていますが、日本でこうした状況が現実のものにならない保証はありません。
(略)
 ですから、わたしの研究室では、そうした現実を直視してもらう意味で移民受け入れを前提とした『東京計画2010』という沿岸部の開発プランを提示しています。そこには、巨大なビルとともに、コンテナを使った立体スラムも配置してある。
(略)
 移民を受け入れればもちろん、社会不安は増大します。ヨーロッパでは移民受け入れを巡って頻繁に暴動が起きていますし、シンガポールでも、これ以上の移民受け入れに反対する声が高まっています。しかし、そうした緊張感のない都市は成長もしません。

 都市の中にあるべき緊張感を埋め込み、そこから生まれるマイナスのエネルギーをプラスに転化させていくことこそが本来の政治であり、都市計画家の役割なのではないか、と思っています。