お笑い民主食堂

あんまり面白くない

お笑い民主食堂
 
 民主食堂は新しいシェフに野田佳彦料理人を選んだ。菅直人前シェフの日替わりメニューがあまりにも評判が悪く、臨時の夏季料理コンテストを開いて決めたもの。
 
 当初は B 級グルメ大会を名のろうとしたが、お客に投票させず、料理人だけで選ぶ閉鎖的なものであったため、食えない D 級グルメ大会などと、評価はいまいちだった。
 
 優勝したのは、船橋ドジョウ鍋の野田料理人。一回戦は見ばえのいい京風金魚鍋の前原料理人に大差をつけた。山形・鹿鍋や奈良・馬刺しも善戦したが及ばず。
 
 決勝戦は、中華風電気ナマズ丼の海江田料理人との戦い。鳩山元シェフの推薦はあったものの、岩手庵のナマズを小沢料理人のレシピ付きで出したため、海江田料理人はせっかくの中華風味付けも生きず、「万里休す」 敗退となった。
 
 野田シェフのドジョウ鍋の特徴は、泥臭いこと。でも、それを正直に告白し、「私は人気が出ないから、国会食堂は解散しない」と言ったのが、失業を恐れた民主食堂の料理人には受けたらしい(注、民主食堂シェフは国会食堂シェフを兼任)。
 
 野田シェフがドジョウ好き同士で早速選んだのが、山梨マムシ丼の輿石シェフ。マムシと言ってもこれはウナギのこと。岩手産ウナギと山形産を 2 段重ねにしている。輿石シェフは一致団結箱弁当を作る。
 
 野田シェフの信条は「あなたの好みに変わります」。つまり、確固としたレシピも持たず。その場その場で味付けを変えていくことだ。民主食堂がマイナーだったころは、高価な天下り調味料は厳禁などつつましかった。今では、特別会計ドンペリ飲み放題も解禁し、霞ヶ関酒店は大繁盛。
 
 野田シェフはお品書きも「どぜう鍋」と書き換えた。このあと恐いのは、財務省市場からレシピ付きで「どぜう」を仕入れること。この「どぜう」は漢字表記で「怒税」。これを食べると怒り出すこともあるので、ご注意あれ。