GXロケットの屍から「希望の芽」

読者コメントが秀逸だったのでメモ。
逆に言うと日本で米国を上回る画期的技術が開発されても他国に流出する可能性が排除できないあいだは、米国は決して日本の航空宇宙開発を許さないし、政治家たちがDARPAを検討させること自体を認めないだろう。

GXロケットの屍から「希望の芽」IHIの新LNGエンジンは新たな需要を創出できるか
松浦晋也
2011年8月22日(月)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20110817/222106/?P=1
(略)
 ここは、「アンカーテナンシー(開発段階から将来の受注を約束する)」を使うべきところではないだろうか。エンジンが完成したあかつきには一定の機数を国が買い上げると約束する方法だ。エンジンが完成するまでの間、JAXAはエンジンを使った新たな技術試験の検討を行えばいい。
 アンカーテナンシーは米国ではごく一般的な産業支援の手法だ。その最大の利点は、メーカーの自主性を尊重することで、やる気を削がずに完成に向けた意欲を引き出せるところにある。
 この新エンジンはGXの屍から生えてきた貴重な夢の萌芽だ。うまく育てていかねばならない。

日本にも、DARPAが必要だ。