中華世界での権力闘争ではよくあること

中国人の馬が葬りたがるのはわかる。
だからこの闘争過程を「民主的に」進めることで台湾の成熟が試される。
 

李登輝元総統を起訴 台湾検察当局、機密費流用の疑いで
2011/6/30 13:47
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE1E2E2E09F8DE1E2E2E4E0E2E3E39790E3E2E2E2
 
 【台北支局】台湾の検察当局は30日、総統在任中に情報機関の国家安全局の機密費を流用したとして、李登輝元総統を側近とともに汚職罪で起訴した。779万7193ドル(約6億3000万円)を流用し、李氏が総統退任後に活動拠点としてきたシンクタンクの事務所の購入費用に充てたという。
 
 李氏は日本統治時代に京大に進学した経歴を持ち、親日家として知られる。2000年の総統退任後は、台湾独立を志向する発言を繰り返し、中国に融和的な馬英九・国民党政権とは距離を置いている。
 
 台湾の中央通信などによると、李元総統が在任中の1994年、台湾の外交部(外務省)は外交関係維持のために南アフリカ共和国献金することを決め、国家安全局が機密費で立て替えた。
 
 外交部は後に国家安全局に返済したが、同局の会計担当者が、李氏側近の劉泰英氏が院長を務めるシンクタンク、台湾総合研究院の事務所の購入資金に流用したとして、03年に起訴された。会計担当者はその後、無罪が確定している。李氏と劉氏は、同じ事件を巡り起訴されたとみられる。
 
 李元総統は88年1月、本省人(戦前からの台湾出身者)初の総統に就任。96年に台湾初の総統直接選挙で当選し、00年5月まで務めた。