中国も節電?


 
1年間は約9000時間。
日本は、
年間発電量は約9000億キロワット時。
平均発電量は1億キロワット。
発電能力は2億キロワット。
 
中国は、
年間発電量は約42000億キロワット時。
平均発電量は5億キロワット。
発電能力は9億キロワット。
  
5億キロワットに対して3000〜4000万キロワット不足なら7〜8%ってところか。
 
追記)
つうかこの人も発電値(瞬間)と発電量(総量)を混同して書いているよ。時を省略しないで!

Money Globe - from 上海
生産現場に襲いかかる「突然停電」
「史上最悪」が現実味を帯びる中国の電力不足
薗田直孝
2011年6月29日(水)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20110623/221096/?rt=nocnt
 中国で電力不足が深刻化している。現地報道などによると、今年の電力不足は夏場の需要ピーク時に3000万〜4000万キロワットとなる見込みだ。記録的な電力不足に直面した2004年や2008年に匹敵するか、これらを上回る混乱が見込まれている。

 電力不足の背景は、まず需要サイドから見ると、堅調な経済成長を背景とした力強い電力需要がある。

 国際貿易機関(WTO)加盟以降、中国では電力需要が急速に拡大している。中国の電力消費総量は2010年に米国(3.9兆キロワット)を抜き、4.2兆キロワットとなった。既に、世界最大の電力消費国なのである。

 今年も中国の電力消費総量は2ケタ(12%前後)の伸びを示す見込みだ。実際、電力会社の企業団体である中国電力企業連合会(CEC)は2011年、前年比12%増を見込んでいる。
 
 中国は、発電総量の約8割を石炭による火力発電に依存している。旺盛な需要を背景に石炭価格が高水準で推移している一方、政府当局が統制する電力価格は据え置かれてきた。石炭価格は過去5年で2倍以上になったにも関わらず、電力の販売単価の上昇幅はその3分の1程度にとどまっている。そのため、発電会社は発電すればするほど、損失が膨らむ市場構造になっているのだ。
 
 このため、発電会社は発電のインセンティブが低下している。中には定期的な設備点検などを口実に、設備稼働率を大幅に引き下げるところもある。その結果、発電量が抑制されるといった現象も起こる。足元、電力会社の生産設備稼働率は60%で、これは記録的な低水準である。
(略)

参考)


http://www.dcc-jpl.com/diary/2011/03/19/japan-powerplant-capacity/
•日本全体で発電能力は22608万kW。原発を抜くと17560万kW。
•電力需要のピーク(最大電力)は2001年7月の18200万kW。
東京電力の供給能力は6266万kW。原発を抜くと4535万kW。
東京電力の電力需要のピーク(最大電力)は2001年7月24日の6430万kW。
•今回の震災では東京電力管内では原発910万kW、火力715万kW、計1625万kW分が停止中。
東京電力の3/19時点の供給能力は3400万kW。

表3 中国の総発電能力と発電種類別内訳(2009年末)
 
総発電能力 874Mkw
      
原子力    9Mkw
水力    192Mkw 
火力    656Mkw
新エネ    17Mkw

参考)