人のために何かをしたい

吉野源三郎君たちはどう生きるか』を思い出した。
てか、欺瞞であってもそういう思いがないと虚しいと思うんだけどなあ。
表立っては語りにくいけど「災害」や「戦争」といった異常事態での献身には「皆の役に立ちたい」という利他欲求(それは自己愛の一種かもしれないが)を満足させるところがある。
だからこそその「善意」を為政者や売国勢力に利用されないよう自戒すべき。
「震災だからTPP」「助け合いだから増税」という奴らにね。

エディターズ・チョイス
【第12回】 2011年5月27日 船登惟希
いま、学生が被災地でできること 求められていること
『学生による被災地復興』を行う、日本最大の団体 Youth for 3.11団体代表が語る!
http://diamond.jp/articles/-/12446
(略)
――これから参加する学生に向かって、何かメッセージはありますか
 
 自分の1日や1週間、1年間を振り返ってみても、だいたい自分のことしか考えていないと思います。「自分が幸せになるためには」とか、「いい仕事につくためには」とかそんなことばかり考えていると思います。
 
 ところが被災地に行くと、人のために何かをしたいという気持ちになります。そのことが、自分の幸せな気持ちにつながっているんだなということを実感することができるはずです。私も、それが一番びっくりしたことでした。
 
 ボランティアだからといって、肩肘はって現地に行かないで欲しいと思います。
人に役立つことが自分のたちの幸せにつながっているんだということを体験してもらいたいと思います。
(略)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)