朱砂

朱砂とはなんなんだろうか?
製鉄とのつながりがイマイチわからない。

中国産辰砂(しんしゃ、cinnabar)は硫化水銀(II)(HgS)からなる鉱物である。別名に賢者の石、赤色硫化水銀、丹砂、朱砂、水銀朱などがある。日本では古来「丹(に)」と呼ばれた。水銀の重要な鉱石鉱物。

丹生氏を水銀氏族だと決定してしまっては、逆にすべてが見えなくなるのではなかろうか?
大分県日田にいた日下部氏と土師氏を考えた時、そこには装飾を持つ古墳がどっかりと存在していた。
しかもその被葬者は中国から非常に親密な大陸の氏族に送られる鉄の鏡をもらっていた。
装飾古墳の分布は太平洋岸に点在し、それは佐伯氏にも大きく関わっていることになる。
その装飾に使われた顔料の中にベンガラ(黄鉄鋼)がある。ベンガラこそが丹生の「あか」なのである。
丹とは当初、水銀ではなかったのだ。
最古の丹はおそらく黄鉄鋼であろう。
神社の丹塗りの色は、今でこそ朱色であるが、最初はベンガラの鈍い赤褐色だったはずである。
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スサノヲ