グローバルホークBlock 30

そうか、赤外線センサーがあるから温度もわかるんだ。

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Amy Butler 記者による2011-3-18記事「Guam Global Hawks Surveying Earthquake Damage」。
 米空軍のグァム島にあるアンダーセン基地から2機のグローバルホークBlock 30 がかわるがわる発進して、24時間とぎれなしに福島原発上空を旋回している。

 加えて、韓国のオサン空軍基地からは米空軍のU-2も東北上空へ飛んで来ている。

 福島原発を監視中のグロホの「Block 30I configuration」は、Enhanced Integrated Sensor Suite (EISS) を搭載しており、広い範囲を一度に監視できる。そのライブのビデオ信号は衛星経由でグァムや米本土へデジタル配信され、処理されている。

 U-2のほうは、「Optical Bar Camera」を搭載している。
 こちらも2万mの高空から広域を精密に撮影できることは同じであるが、デジタルではなく、湿式感光フィルムである。加州のBeale AFBへそのネガを急送し、分析は米本土でなされる。

 EISS の赤外線イメージセンサーは、原発のどこがどのくらい熱くなっているか、昼でも夜でも見分けることができる。

 U-2は有人機だが、2万m上空では、原発からの放射能は少しも気にしなくていい。グロホは無人機だ。
 しかし、着陸後にガイガーで計って、必要だと判断されれば、空軍基地には、除染の設備も整っている。