韓国はグローバリズムの優等生(ナデナデ)



冷や水を浴びせるようでわるいけど、あんまり良い意味で引用されていないような・・・
アメリカは輸出を増やしたい。韓国はFTAで米国輸出に門戸開放した。エライ。
韓国は国家を挙げて輸出を増やしている。エライ。(ついでに通貨安を武器に使っている、真似しようw)
教育は知っての通り。しかし、これは下層階級の教育について。米国はエリート教育に対しては全く自信を失っていない。
インターネット云々は業界への牽制だろうね。
というわけで出汁に使われているけど、別に韓国をモデルにしたいわけじゃないことがわかる。
それより、アメリカ型国家に改造した韓国の「成功」を称揚することで他のFTA・TPP交渉国へのアピール=恫喝の意味もあるのだろう。
韓国企業の最大の競争力は通貨安なのだ。バーナンキは兎も角そんなの真似したくて真似できるものじゃない。
日本としては華麗にスルーでいいと思うよ。

コリアン・グローバル・カンパニー 〜韓国企業に学ぶな!
2011年2月8日(火)
オバマ大統領が韓国から学ぶこと
第19回:新たな韓韓連合なるか、サムスンとLGが連携模索
金美麗
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110203/218278/
(略)
韓国7回に対して日本はゼロ回
 その一般教書演説で鮮明になったのは、米国が韓国から学ぼうという姿勢だ。韓国(コリア)に関する言及が7回もあった。7回の内訳は、模範事例が2回、米韓FTAが2回、北朝鮮核問題が3回だ。

オバマ大統領の一般教書演説でのコリア(Korea)発言 模範事例
(2カ所) In South Korea, teachers are known as “nation builders.” Here in America, it’s time we treated the people who educate our children with the same level of respect.
Our infrastructure used to be the best ? but our lead has slipped. South Korean homes now have greater internet access than we do.
米韓FTA
(2カ所) And last month, we finalized a trade agreement with South Korea that will support at least 70,000 American jobs.
Before I took office, I made it clear that we would enforce our trade agreements, and that I would only sign deals that keep faith with American workers, and promote American jobs. That’s what we did with Korea, and that’s what I intend to do as we pursue agreements with Panama and Colombia, and continue our Asia Pacific and global trade talks.
北朝鮮核問題
(3カ所) Because of a diplomatic effort to insist that Iran meet its obligations, the Iranian government now faces tougher and tighter sanctions than ever before. And on the Korean peninsula, we stand with our ally South Korea, and insist that North Korea keeps its commitment to abandon nuclear weapons.

 模範にする事例は、教育面で「韓国では教師が国の建設者として位置づけられている。米国も教育者をこのような水準で尊敬しなければならない」、インターネットのインフラ面で「韓国の家庭は米国を上回るインターネット接続環境を持っている」と述べられている。

 一方、対照的に日本に対する言及は、全くなかった。これに対して共同通信は、「米国は、日本には模範とすべき点がないと判断したようだ」と報じた。

 オバマ大統領は、教育とインターネットインフラ面で韓国から学ぶ点があると述べたが、これは米韓同盟、米韓FTA発効、北朝鮮問題などを意識しての単なるリップサービスだったのか。それとも米国が、韓国から学ぶ時代となったことを意味するのだろうか。

 もし米国が本当に韓国から学ぶ覚悟をしたのならば、次は韓国の経済外交やFTA戦略、さらには新興国ビジネスモデルやICT戦略も学ぶと言い始めるだろう。オバマ大統領の頭の隅には、2010年11月ソウルで開催されたG20で韓国が議長国として見事に先進国と新興国の橋渡し役を果たした姿が印象深く残っているのかもしれない。

 今や「韓国から学ぶ」というブームは、新興国のみならず、日本や米国など先進国にも及び始めているようだ。ただ、新興国と先進国では、その意味合いが少々違う。先進国では、韓国から学ぶというよりも、韓国より努力を怠った点や新興国を偏見を持たずに捉えられなかった点などを、振り返るきっかけにした方がより効果的かつ現実的ではなかろうか。
(略)