急速な経済成長の陰で 新興国、若者に届かぬ職

日経新聞様は「技術移転などで新興国の産業のすそ野を広げ」ろと日本企業に命令しております。
しかしそんなことをすれば辛うじて残っている国内の裾野産業が壊滅し「国内の雇用空洞化を招く」わけです。
儲かるのはグローバル輸出大企業だけですね。まぁ日経も所詮はブル新ですからスポンサー様の為に書いているわけで貧乏な日本国民などお客じゃないのです。テレビと同じです。
ところで「グローバル化が進むと先進国の非熟練労働者の賃金は上昇しなく」なるのですが、これが韓国経済好調の一員であり、経済界がTPPに期待するところなわけなのです。
なんのための経済活動なんでしょうね。サラリーマン経営者の自己満足でしょうか?
 
追記)
ところで若年失業率が大変だ〜とかいう本文のわりには一部を除いてグラフは右肩下がりですね。日本ですら。
結局GDPの拡大に期待して高学歴化したほどには高度人材が求められていない、というのが新興国若年労働者問題のキモな気がします。
つまり「中間層形成」がそれほどうまく言っていないわけです。
いくら大学生が余っていて可哀想とかいっても中国なんざ毎年600万人も卒業するわけで駅弁大学よろしく各省が利権目当てに作りすぎたのがそもそもの問題でしょう。
しかも一部を除いて教育水準は低いともっぱらの評判ですが。。。(本当のところは判断材料無し)

(あとで図をいれる)
世界を読む
急速な経済成長の陰で 新興国、若者に届かぬ職
「大学は出たけれど」■厚み乏しい産業
(日経11年01月23日7面)
(略)
日本総合研究所の三浦有史主任研究員は「先に経済成長を遂げた新興国から発展が遅れた国に仕事が流れる傾向が強まっている」と話す。日米欧は国内需要が低迷する中、新興国の需要に期待する。だが若者の雇用が不安定なままでは新興国の成長に限界がある。成長の持続には技術移転などで新興国の産業のすそ野を広げることが欠かせない。(ニューデリー=長沢倫一郎、香港=吉田渉)

労働市場グローバル化
(略)
 先進国には製造コスト削減という利点があるが、国内の雇用空洞化を招く。グローバル化が進むと先進国の非熟練労働者の賃金は上昇しなくなり、新興国の労働者に近づく。
(略)