勝財務次官は勝海舟の子孫ではありません


左から加藤主税局長・玉木財務官・勝財務次官
増税砦の3悪人

これに悪代官仙谷、木っ端役人与謝野が加わる・・・悪人顔のオンパレード!つうかキモいよwww
その頃バカ殿は何も考えていないのだった・・・管ってほんとうにバカなんだってね。
 

財務省の“増税キャンペーン”に勝海舟まで出てくる不思議
2011.01.14
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110114/plt1101141648009-n1.htm
連載:2011「日本」の解き方
 
 菅直人首相の増税志向は凄い。8日午後、首相公邸で笹森清内閣特別顧問と会い、「このまま赤字国債を発行するような状態は、2年先(の予算で)は無理だという意識を非常に強く持っている」と述べたと報じられた。

 ここまで菅首相財務省官僚のいうとおりになるとは、今さらながらあきれるが、メディアでも財政再建のために消費税増税はやむなしの論調は多い。

 まず、財政の現状を確認しておこう。2011年度予算について歳入92兆円のうち国債発行額が44兆円で、税収の41兆円より大きいとマスコミでしばしば報道される。

 ここで、あたかも国債発行額44兆円の赤字があるように言われている。これはミスリーディングだ。国際的な観点からの財政赤字とは、この1年間で国債残高がいくら増えるという観点から計算される。日本はその点独自の国債発行額を計上している。つまり国債発行額を水増ししている。

 国際的な基準で再計算すると財政赤字は33兆円である。たしかにほめられた数字ではないが、財政赤字が税収を上回る状態ではない。

 さらに、国際的には小泉政権の時のようにプライマリー(基礎的財政)収支を見る。この数字は国際的な定義がはっきりしており、日本独自の数字は作れない。

 最近めっきり聞かれなくなったが、プライマリー収支は23兆円の赤字だ。この数字は大きいが、小泉政権の時のプライマリー収支の改善額とほぼ同じであり、経済成長と歳出カットで何とかなるレベルの赤字だ。

 なぜこんな数字から話さなければいけないかというと、国際的な指標はまったく財政当局からマスコミには語られていないからだ。プライマリー収支などが言及されないこと自体、財政当局の増税キャンペーンの一環である。

 菅首相は、社会保障費が毎年1兆円ずつ増加するから増税というが、その程度であれば、あと名目成長率が1%高まる程度でまかなえる金額だ。デフレ脱却すれば手の届く話だ。デフレ脱却せずに名目成長率を低くおいたままでは、仮に増税しても、かえって成長率が下がり財政再建はできない。

 ところが、こんな単純な算術を無視して、財政当局はとりつかれたように増税をいう。マスコミも財研(財務省にある記者クラブ)をはじめとして財政当局の意見をそのまま流す。

 先日民放で、コメンテーターが現財務省事務次官勝海舟の子孫だといい、そういう人のやる増税ならいいという流れになった。もちろん子孫だというのは事実ではない。財政当局に近いマスコミはその事実を知っているはずだが、なぜか変な噂が流れる。それは本人も不本意だろう。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一