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なぜなら、
(1)パワープロジェクション能力が無い
(2)戦時法制が整備されていない
から。
前回は(1)が改善に向かった話をメモしたけど、(2)は相変わらず。
どうして「頭脳」がほうったらかしなのか。
なぜなら指揮命令は米軍が担当するから(笑)(笑えないけど)
鉄砲や戦車や飛行機をもったって、運用する国軍がしっかりしてなきゃ意味が無いだろ。
軍ヲタはその辺のことをちゃんと考えようね。なぜそうなっているかも。
米軍の深慮遠謀。それに阿る自民党そして民主党。
追記)
ところで曲がりなりにも帝国海軍を引き継いだ海上自衛隊に比べて
陸上自衛隊は軍旗も変わるし戦前軍歌の扱いもぞんざいなうえ、信号ラッパも変更されている。
ほんとうは海軍なんかより日本陸軍こそ国軍の精華であり最強だった。
だから徹底して貶められ解体された。
国軍の復興は陸上自衛隊の帝国陸軍との再会からはじめるべき!
2010年12月28日(火)
新防衛大綱の欠陥:意思決定や法整備を見落としている
日本の“防衛政策”は米国の要求に応えること
荒谷卓
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101227/217749/
(略)
今回の大綱で、安全保障の目標を3つに分類したことは、日米安全保障の枠組み上は正しい区分である。つまり、日米安保条約の元々の目的であった「我が国防衛」。1997年の新ガイドライン策定時に、米側の要求に応じて取り入れた「周辺事態への対応」。そして、2005年の日米共同宣言「未来のための変革と再編」で取り入れた「国際的な安全保障環境の改善の分野における貢献」だ。これもまた、米側の要求に応じて付加した。
第2と第3の目標は米側の要求に応じたものだけに、「我が国の安全保障における基本理念」に記載された「我が国自身の努力」という言葉の意味が、我が国の主体的な努力ではなく、米国の要求に対して我が国がなしえる努力としか見えない。
(略)
これまで、防衛大綱は、もっぱらハードウエアとしての防衛力整備計画に対する拘束力だけを持ってきた。ソフトウエアの整備に関する指針としての役割は果たしてこなかった。果たして、今回も、ソフトウエアの整備に関しては具体性が極めて乏しい。大綱本文の別表や、同時に閣議決定された中期防衛力整備計画は、ハードウエアの整備に関してのみ具体的な計画を示している。
目に見えるハードウエアは整備するが、実際に防衛力として運用するためのソフトウエアはない――実はこの体質こそが、戦後一貫して日本の安全保障と防衛に内在する核心的問題なのである。
(略)