ドイツが面倒見ろ!


要するにPIGSはどうせ返済できないのだから借金をチャラにしてやれということだな。
そして「ユーロ国内」で資金が廻るように財政=債務統合しろと。
ドイツ人の同意がないとスペインにカネを流せない体制じゃダメだと。
しかし、ドイツ人からすればアホらしくてやってられないなぁ。(笑)

2010年12月17日(金)
財政統合なければユーロ崩壊
【検証:ユーロ危機2】
欧州改革センターのティルフォード氏「南米型のデフォルトが必要」
大竹剛(ロンドン支局)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101214/217532/
(略)
インフレの心配はない、怖いのはデフレ
 ユーロ圏全体で見れば、債務のレベルは政府、民間ともに行き過ぎたものではない。問題なのは、ユーロ圏内での負債の分配にある。ユーロ圏内には、巨大な債権国と債務国がある。これは共生関係とも言えるもので、債権国と債務国は相互に依存し合っている。非難されるべきは債務国だけではないのだ。それは、米国と中国の関係が問題を抱えていることと少し似ている。
 ECB(欧州中央銀行)は、国債を購入することでもっと危機を緩和できるはずだ。これまでもアイルランドポルトガル、スペインの国債を少しだけ買ってきたが、もっと購入できる。しかし、国債購入はインフレを抑制するというECBの本来の資格を損ないかねないと、ドイツやオランダ、オーストリアフィンランドなどから強い反対がある。
(略)
危機を繰り返さない唯一の方法が負債統合、ある種の財政統合だ。ほかに打つ手はない。もし、現在のような経済の不均衡、貿易収支の不均衡がユーロ圏にあり続けるなら、負債の統合は不可欠だ。マネーをある程度、再循環させなければならない。
(略)