ハトポッポの功績

民主党政権になるまえ、漏れは政権交代を支持していた。
民主党になったら酷いことになるという予測はあった。
でも、日本の風通しをよくするためには一度サヨクにやらせて見せることのほうが重要だと思ったのだ。
韓国のノムヒョン政権の観察を根拠にしている。
『コリアニメやつあたり』さんも書いていたが、確かにノムたんはアホだが韓国社会の風通しは良くなったようだ。
怪我の功名ではあるがそれでもいいのだ。
で、ハトポッポのKYな大風呂敷は日本にそもそも論を引き起こした。
それはそれで良かったと思う。

2010年12月16日(木)
8.沖縄知事選レポート、南海の大決戦! マグロつき(前)
投票の1週間ほど前に、私は那覇入りしたのだ。
いしかわじゅん
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20101214/217541/?P=2
(略)
 もちろん、戦後ずっと米軍基地を沖縄に押しつけてきた結果、沖縄の人はすっかりそれに依存するようになってしまった。基地から落とされる金、日本政府による過剰なインフラ整備。それが当然のように存在し続けた結果、もうそれなしの生活というものが考えにくくなってしまった。

 職はないし金もないが、それでもなんとか生きてはいける。みんな大して働いてもいないのに、街は立派だ。大きな建物がボコボコと建ち、広い道路がゲーム画面のように伸びていく。なんだか変だとは思うが、沖縄の人はだいたい今を生きるのが得意だ。今日楽しく暮らしていられるんだから、とりあえずはいい。そんな風に考えている人が多かったような気がする。

 しかし、鳩山前総理の発言によって、多くの人が覚醒してしまった。基地のない沖縄を、現実として認識してしまったのだ。長い間、沖縄の友人知人と話していても、基地がなくなったらという話をするのは新聞記者くらいだった。しかし、ここんところは、市場でウミヘビの粉を売ってる兄ちゃんでも、基地がなくなったら沖縄はどうなるんだろうとか本気で心配し始めた。

 鳩山前首相は結局、日本国のリーダーとしてはなんの成果も上げられなかったが、パンドラの箱の蓋は開けたのだ。それが、鳩山由紀夫という政治家の果たした、最も大きな功績だろう。
(略)