「ラジオ復活を」好調radikoが会社化、名古屋などエリア拡大


 
ネットラジオはとても便利だ。
漏れもたいへん重宝している。
 
ネットをやる人間はテレビを見ない。
目はネットに使いラジオをBGMにしていることが多い。
テレビは作業を妨害するし目が疲れる。
これからの高齢化社会ではラジオのほうに可能性があると思う。
 
それなのにラジオ局はなにをもじもじしているのか?
なぜネット配信が既存ラジオに(悪)影響を与えると思うんだ?
 
電波からネットに乗り換えてもイーブンだ。難視聴や不視聴から聞くようになるのは純増だ。
結構ずくめに思えるのに歯切れが悪いのは、一つには既存ラジオ会社の免許特権が無効化することを恐れているのだろう。「放送免許から配信へ」という言葉が端的に示している。
でも既に可能性を証明してしまったのだから今更流れは止められない。グズグズしているほうが不利になる。
結局彼らが気にしているのは総務省じゃないだろうか。
 
総務省は「放送をネットで行う」ということ自体が気に食わない(らしい)。
反対を押し切って電波での地デジ化を強行した正当性を問われるから。
ネットラジオが普及すれば「テレビもネットで配信すればいいじゃん」という声が高まる。
逆に言えば地デジ移行が完了した2011年11月以降にネットラジオは全面化するのかもね。

「ラジオ復活を」好調radikoが会社化、名古屋などエリア拡大
radikoが12月から株式会社化。北関東でも聴取できるようになるほか、来年春までに名古屋、福岡、北海道にエリアを広げる。ラジオ業界は厳しい状況が続くが、radikoを通じて「復活を目指していく」という。
(IT Media News 2010年11月25日 17時55分 更新)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/25/news077.html
(略)
radikoはあくまで「地上波の補完」という位置づけで、放送エリアに限定して配信。「技術的には世界への配信は可能だが、ラジオ局のビジネスに影響が出ては問題。遠い将来のことはまだ分からないが、当面は放送エリアに限定する」という。
 
radikoは「週200〜300万ストリーム」 iPhoneAndroidアプリは100万DL超え
 「ラジオ業界はたいへん厳しい状態だ」と岩下氏は話す。ラジオ広告費は1991年(2400億円)がピークで、現在はそこから半減した。「ラジオ各局いろんな努力をしているが、なかなか回復まで至らない」のが実情だ。
 
 そんな状況下でスタートしたradikoは予想以上の反響を呼んだ。開始日にはアクセスが殺到し、つながりにくい状態に。初日のアクセス数は500万ストリーム。現在は、週平均200万〜300万ストリームあるという。非公式のradiko連携サービスも続々と登場し、人気となった。
 
 PC向けガジェットのダウンロード数は110万を超え、iPhoneiPadAndroidアプリのダウンロード数は合計100万超。「半年で200万台のラジオが生まれたといえるのではないか」
 
 20〜40代のサラリーマン男性の利用が特に多く、リスナーの男性比率は74%、平均年齢は38.4歳。地上波ラジオの平均年齢(47.7歳)より10歳近く若い。

 以前ラジオを聴いていた人がradikoの登場でラジオに“復帰”したり、radikoで初めてラジオを聴き始めた人も。「新たな聴取者を獲得した。radikoは大いに可能性があるメディア」と、岩下氏は手応えを感じている。
 
 新会社に取締役として参画するJ-WAVEの斎藤日出夫専務は「ラジオは放送免許で守られていたが、radikoは放送ではなく配信。みなさんと一緒の大海原に出て行く不安もあるが、成功したい」とコメント。FM802の栗花落(つゆり)光専務も、「新しい音声放送サービスがスタートするというぐらいの位置づけで盛り上げていきたい。ラジオにとっての最大のチャンスと受け止めている」と期待している。