日韓合邦


さてさてどんな談話が飛び出すやら(^_^) (7/7記す)
   

内閣総理大臣談話 平成22年8月10日

 本年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。ちょうど100年前の8月、
(1)韓国併合条約が締結され、
以後36年に及ぶ植民地支配が始まりました。
(2)3・1独立運動などの激しい抵抗にも示されたとおり、
(3)政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、
(4)国と文化を奪われ、
民族の誇りを深く傷付けられました。
 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省
みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることは出来ないものです。
この植民地支配がもたらした
(5)多大の損害と苦痛に対し、
ここに改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明いたします。

 このような認識の下、これからの100年を見据え、未来志向の日韓関係を構築していきます。

(6)また、これまで行ってきたいわゆる在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠
実に実施していきます。

(7)さらに、日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来
の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。

 日本と韓国は、2000年来の活発な文化の交流や人の往来を通じ、世界に誇る素晴らしい文化と伝統を深く共有しています。さら
に、今日の両国の交流は極めて重層的かつ広範多岐にわたり、両国の国民が互いに抱く親近感と友情はかつてないほど強くなっており
ます。また、両国の経済関係や人的交流の規模は国交正常化以来飛躍的に拡大し、互いに切磋琢磨しながら、その結び付きは極めて強
固なものとなっています。
 日韓両国は、今この21世紀において、民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっていま
す。それは、2国間関係にとどまらず、

(8)将来の東アジア共同体の構築をも念頭に置いた

この地域の平和と安定、世界経済の成長と発展、そして、核軍縮や気候変動、貧困や平和構築といった地球規模の課題まで、幅広く地
域と世界の平和と繁栄のために協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。

 私は、この大きな歴史の節目に、日韓両国の絆がより深く、より固いものとなることを強く希求するとともに、両国間の未来をひら
くために不断の努力を惜しまない決意を表明いたします。

なんでこんな談話になったかを理解するには「韓国人が希望する『正しい歴史認識』」を知る必要がある。
つまり、韓国人の頭の中では自分たちはフランス人で、日本人はナチドイツなわけ。

 日本軍は韓国を占領したが韓国人は亡命政府とパルチザンで抵抗。
 日本軍は政府閣僚を脅迫して無理やり併合条約に調印させたが当然そんなものは無効。
 韓国人はずうっと日本軍と戦ったすえ最後に勝利し独立を回復した。マンセー

以上を踏まえて、

(1)これは本来認めたくない部分。(3)ととバーター?
(2)3.1事件は10年後。しかも独立運動というより殆どはよくある反近代化暴動とも。
(3)これは(1)と矛盾。さすがに条約無効までは譲れないので「軍事的背景の下・・・意に反て」で妥協。
(4)この辺はウヨクに解説を譲ります
(5)新しい部分。「損害」とくれば「賠償」ですよね。
(6)「人道的な協力」というのは法的義務のない「賠償」のこと。将来まで約束しちゃって・・・
(7)「経由してもたらされ」というのは義務がないってこと。なのに「期待に応え」るそうです。
(8)東アジア共同体というのは姜尚中さんが主張する朝鮮半島をリーダーとする超国家連合のこと。

なんとまあ勝手なことしてくれちゃって。汗)とくに

(5)(6)→法的義務がなくても賠償します
(7)   →法的義務がなくても返還します

という(空?)約束。
こんなの前例にされたら、ゴネたもの勝ちじゃん。

追記)
ちなみに「併合条約・・・植民地支配」ってそもそも言葉的にオカシイ。
併合=annexation、植民地化=colonization、ぜんぜん別の概念です。
これが通用するのはカイロ声明・ポツダム宣言とかにあわせているからなんだろう。
 

 
追記)
漏れは「不正確な歴史認識は弱体化を招く」と考えている。だから日本軍の残虐行為だろうが惨めな歴史事実だろうが「真実だけがエライ」と思っている。そういう意味で韓国人がバカな歴史認識をもっているのはある意味シメシメなのだが、別に韓国が憎い訳じゃないのでいい加減オトナになれよ、と思っていた。そしたら古田先生もおんなじことを言っていた。なんか漏れの歴史認識も落ち着いた感じだなあ。
   

【正論】筑波大学大学院教授・古田博司 史実書きかえは韓国の方が困る
2010.8.16 03:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100816/plc1008160311001-n1.htm
 
 今年は日韓併合100年記念ということで、韓国で日韓併合条約無効論が盛りあがりを見せ、日本の非良心的・反進歩的知識人が5月に、それに同調する声明を出した。今回、自信喪失内閣が、首相談話で「無効」論に荷担しなかったことは、ひとまず慶賀しなければなるまい。
 
 ≪「無効」では辻褄が合わなく≫
 
 遠く異朝をとぶらえば、朝鮮王朝などという王朝はなかった。朝鮮国の李朝である。この李朝は高麗武将のクーデターによる簒奪(さんだつ)王朝である。国名は明に決めてもらった。米ハワイ大学図書館には朝鮮から中国への書状の写しが残されているが、17世紀から18世紀までの4人の王の賀状が含まれている。即位の年には、「朝鮮国、権署国事、臣李某」から始まり、「国事をかりに処理する臣下の李」とはっきり書かれている。朝鮮は中国の属国であった。
  
 19世紀に入り、日清戦争の結果、下関条約により朝鮮は独立し、大韓帝国となった。その後、1910年に日韓併合されて日本植民地となるのだが、2001年の国際会議で英ケンブリッジ大学国際法学者、J・クロフォード教授が主張されたように、「強制されたから不法という議論は第一次世界大戦以降のもので、当時としては問題になるものではない」。
 
 しかし韓国では、併合条約は強制されたもので、不義不当であり、ゆえに不法無効であると言いつづけている。無効では勿論(もちろん)ないが、かりに無効だとすれば、かえって困ることになるのではないか。下関条約以降、今日までずっと独立国だったということになる。さすれば、当時の大韓帝国の主権であった王権は一体いつ消滅したのか。民権にいつ移行したのか。27代の王、純宗が1926年に逝去する。子の李垠は戦後まで王宮に帰らなかったので、純宗の死と共に王権は消滅したのである。大韓民国が民権をもってスタートするのは、1948年の建国以降であるから、それまでの22年間、主権の空位が生じてしまう。「日本国権署国事期」とでもするのであろうか。
  
≪「不幸な歴史」は認めるが…≫
 
 韓国の歴史が不幸であったことは筆者も認める。中国の属国から、近代日本にもぎ取られて植民地となり、国権は失ったものの、ようやく白衣貧窮の古代経済から解放された。年平均3・7%の経済成長を遂げ、近代日本によって移植された民法典と私有財産制は朝鮮人すべての財産を守った。コメは増産され、経済法則に則(のっと)って日本に輸出された。これらはすべて、韓国の経済史学者らによって実証されたことである。
 
 しかるに、戦後、38度線で体制が北と南に分裂した。北はソ連の傀儡(かいらい)国家から始まり、主体思想により自立の道を歩もうとしたが、経済の不振はふたたび朝鮮を中国の半属国の地位におとしめてしまった。中朝の歴史をフラッシュバックするように、北はしょっちゅう中国へお伺いを立てに行く。
 
 韓国は一層努力した。前身は、属国と植民地だけの歴史である。独立は自力で勝ち得たものではなく、アメリカから棚ぼた式で降ってきた。そして三方を海に囲まれ、北方には行けず、いわば「島化」したのだが、この困難な状況下で国民国家として何とか自立しなければならなかった。そのため他律性そのものであった歴史を自立的な歴史に書きかえようと奮闘した。それを日本の左派学者たちが虚偽の学説で支援しつづけた。
   
≪教育の改悪を止めること≫
 
 彼らは言った。朝鮮の農村マニュファクチュアは1860年代に成立していた、と。日本では桜田門外の変の頃である。あり得べくもない話だが、その資本主義の萌芽(ほうが)を植民地日本が摘んでいったのだと、韓国の左派学者は主張した。ちなみに現在のイギリス史では、農村マニュファクチュアが資本主義の萌芽になることを既に否定している。毛織物では寒い地方しか着ないから販路が狭すぎる。独立自営農民たるヨーマンは、もうけると皆地主になった。資本主義は綿織物をもってインドとの三角貿易に従事したジェントリーが起こしたものである。これを現在のイギリスで「ジェントルマン資本主義」と称している。
 
 韓国は立派に資本主義国家として自立し、歴史上初めて中国の影響下を脱することができたのである。最早(もはや)これ以上、歴史を改竄(かいざん)する必要がどこにあるのだろうか。
 
 もうよい、韓国人よ、正気にもどれ。韓国の歴史教科書がひどい内容であることは、韓国の心ある人々はもうみんな知っている。日本人も、非良心的・反進歩的知識人以外はみんな分かっている。教育がこれ以上悪くなれば、推計300万といわれるアメリカ等への脱南移民はさらに増えることだろう。タイムマシンに乗ったつもりで、過去の事実を書きかえれば書きかえるほど、現在との矛盾に苦しむのは寧(むし)ろあなた方なのだ。
 
 最後に、日本人の優しさから今回貴重な図書を渡すが、どうか行方不明の例をこれ以上作らぬよう、保管力を是非高めていただきたい。
(ふるた ひろし)