小沢革命政権で日本を救え

   

小沢革命政権で日本を救え

小沢革命政権で日本を救え

   
漏れは管直人政権を敵視している。
官僚(ということはアメリカも)の手先内閣のくせにところどころサヨクウケを狙うという民族派として一番許せない態度だからだ。
つうか、共産党のいう第2自民党そのものじゃないか。なんですか自民党案を参考に増税って!?
   
この本は一貫して民主党というか小沢反米革命を指示してきたソエジーと"言論弾圧魔"佐藤優さんの憂国緊急対談だ。
2009.12.14-2010.03.17までの4回の対談記録とのこと。
それを秋口に出そうとしていたが、反小沢クーデターを受けて前倒ししたらしい。
ソエジーの【おわりに】は6月6日の管内閣発足決定を受けて書かれている。
血の出るような最新の情報だ。
対談ではさすがのソエジーも未だ管直人の裏切りを予見していなかったようだ。
日本国民にはますます暗い時代の突入だ。。。
   
しかし、ソエジーの言うように反革命に決戦主義で対抗してはダメだ。
アメリカの日本管理能力は崩れ始めているというのがソエジーの見立てだったはずだ。
結局のところ、この内戦はプロパガンダ戦なのだ。
的外れに思えるかもしれないけれど、漏れはマスゴミ(ソエジーも愛用しているこの言葉)の崩壊によって勝機は生まれるはず。
地デジ化(2011年7月24日)によるマスゴミ=洗脳装置の混乱がポイントだと思う。
でもなあ、単純媚米保守だけじゃなく、馬鹿サヨも"政治とカネ"で汚れたオザワンを嫌ってる。
それを覆すのは容易ではない。でもある意味、佐藤優副島隆彦といういま一番受けている言論人が小沢支持というのはすごいことだ。
なんとか風穴を開けられないものか。
   

【はじめに】小沢一郎が「平成の悪党」になる日―――佐藤優

(にゃんこのメモ)

【第1章】国家の主人は誰か―日本の国体と官僚支配の深層

(にゃんこのメモ)

【第2章】アメリカと対峙する民主党政権の読み方

(にゃんこのメモ)

【第3章】民主党政権は何を起こしたのか

(にゃんこのメモ)
ここで2人とも鳩山は頭が良い。ちゃんと考えがあったのに、悪のペンタゴンに潰された、と同意している。
でも頭が良いなら走狗マスゴミやB層国民の動きまで織り込んで手を打つだろう?
結果的にみたらやっぱり祖父の理想をナイーブに真に受けたお坊ちゃんの火遊びだった、としか言いようがない。
「鳩山抱き付き心中」と管内閣を登場させた罪は限りなく重い。右からも左からもポッポに擁護の余地はない。哀しいことだが。。。

【第4章】民主党政権は日本を救えるか

(にゃんこのメモ)
ウヨクの気になる点についてメモ。
天皇会見問題
漏れは官僚が天皇を利用してる。という2人の非難はわからないでもない。だが、1ヶ月ルールがあるのに直前になって会見を申し込んできた中国をどう見るかという観点がないのは解せない。また国民の代表たる政治家が天皇の行動を決めるとすると、容易に天皇の政治利用に道を開く。それをどう阻止するかという点で不安を覚える。蛺毛田長官の怒りの会見に政治的背景(反小沢的陰謀)があったとは思えず、どっちかというと単に官僚的手続き論をかざしていると思えるのだが、国民としてはそういう四角四面な手続き論で天皇が簡単に時の権力に弄られないようになっているほうが望ましいと思うんじゃないかな。ただしごり押ししたのは小沢じゃなくて中曽根だってことが明確になったのに、それを積極的に報道しないマスゴミ、反中曽根の声をあげないウヨク知識人は異常。
外国人参政権
ソエジーは外国人にも参政権を与えるのがワールド・ヴァリューズだと言うが、それはあんまり単純化しすぎだ。現にアメリカ・ロシアもちろん中国でもそんな動きはない。ヨーロッパでの価値観に過ぎないし、それもEUを背景にしたもので、近年イスラム・アフリカ人を前に揺らいでいるのが真相だ。結局自分で言っているがソエジーのホンネは「ヨーロッパ人に良い顔ができる」ということに尽きる。その点佐藤氏は「ゲームのルール」をよく分かっているから「まず相互主義」じゃなきゃダメという。副島氏は問題があることを認めているくせに「川崎市と大阪の生野市、それから島根県の一部だけでしょう」という。質(ルール)の問題を量の問題で考えてしまうあたり全くダメダメだ。佐藤は適当にソエジーに迎合しながら原則を貫いている。それは立派。だいたい韓国ですら相互主義の要件を満たしていないことをもっと皆は知るべきだろう。ただし「高校の無償化」でチョン高生が1900人しかいないことを指摘して、それくらいなら寛容の精神を示すためにカネだしてやれという。これは漏れは半分賛成半分反対(^^ゞ漏れ自身別エントリで書いたようにこれ実はすげえ小さな金額のことを争っているのに気付いた。で、寛容の精神というのも大事。でもだったらこの機会を上手く使えば良いのだ。朝鮮学校の教育内容の改善を約束させてからカネ出すべきと思うね。
女系天皇問題
ソエジーはどうも神話というものの間接侵略防衛機能をまったく理解していないっぽい。いろいろ言っているが中年女性の「次男の嫁が長男の嫁に対して失礼である」という生活実感主義から演繹して女系OKと言っているだけのようだ。つうかだいたいその感覚自体が儒教的差別感に溢れてるだろが。そんなの認めちゃダメだよ(笑)佐藤は右翼を自称するだけ合って原則的だ。「神話の世界に手をつけない」「法体制ではなく皇室の世界の中で解決すればよい」。まったくです。ただ極端なことをいえば現皇室だって天皇祭祀をお預かりした立場であって、勝手に自分で好きな天皇制度を作って良いわけじゃないのだ。そうやって好きに作った瞬間にそれは受け継がれてきた本質を失ってしまうことだってあり得る。ただ哀しいことだけれど、もし現皇室の方々がアホな選択をして皇室の廃止につながったとして、そうなったら諦めざるを得ないなあという感じはする。

【第5章】迫り来るアメリカ経済の崩壊とオバマ政権の命運

(にゃんこのメモ)
ここでまたウヨクがソエジーを受け容れられないポイントについてのメモ。
竹島問題

佐藤「竹島は絶対まもらなければダメです。これは前述した「新しい帝国主義論」に基づく「領土奪取のゲーム」になっているのです。ゲームのルールは尊重しないといけません。(略)領土というのは最終的には「神話」に基づいています。(略)固有の領土論を国際法の世界に持っていったら、どうなると思いますか。頭がおかしいのではないかと思われるだけです。(略)」副島「領土問題はあくまで国家間の話し合いで解決すべきことです。どうも質の悪い右翼メディアが国民を扇動するためにやっている面がある。(略)」[p221-223]

漏れはこの2人の言っていることは理解できるが賛成できない。まず領土問題は扇動の道具にされているのは事実だ。しかしそれが甚だしいのは韓国・ロシアの側だ。また、「固有の領土論」は国際法の領土認識の基礎にたしかにあるのだから、まったく神話だけというわけにはいかない。特に竹島のように歴史的経緯が明確な場合は「客観的事実」が大きな武器になる。佐藤氏の言い方では韓国の狂信的プロパガンダに容易に利用されてしまうし、副島氏は日本国民の暴走を懼れるあまり主張すべき点まで後退させてしまっている。それに国際法(なんて法律があるわけじゃない)がどうか知らないが、世界世論は客観的な経緯から判断するようになってゆくのが趨勢だろう。

【第6章】これから民主党政権はどうあるべきか

(にゃんこのメモ)

【おわりに】国民革命を妨げる官僚とアメリカに抗して―――副島隆彦

(にゃんこのメモ)