大盛堂書店


 
むかし渋谷に大盛堂という本屋さんがあった。
もともと明治45年創業の老舗だったが、戦後『本のデパート』を標榜し渋谷を代表する書店になった。
政府刊行物から社会科学関係が充実しており、同じビルには怪しいお店が入っていて漏れは大好きであった。
なかでも地下1階の軍事洋書店アルバンは軍装品だけじゃなくてナチの演説レコードとか他では見たこともないアイテムがイパーイでワクワクした。
当時高校生だった漏れはこんなん売っていいのか?商売成り立つのか?と疑問に思ったのを覚えている。
その経営者がとんでもない凄い人だと知ったのはつい最近だった。
   

英霊の絶叫―玉砕島アンガウル戦記 (光人社NF文庫)

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関ノ孫六―三島由紀夫、その死の秘密 (1973年) (カッパ・ブックス)

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秘話パラオ戦記―玉砕戦の孤島に大義はなかった (光人社NF文庫)

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ペリリュー島玉砕戦―南海の小島七十日の血戦 (光人社NF文庫)

ペリリュー島玉砕戦―南海の小島七十日の血戦 (光人社NF文庫)

こういう本って絶版が多くていやになるけど、電子書籍が一般化したら凄く売れると思う。つうか売ってください!
  

老舗「大盛堂書店」本店が休業−ビル老朽化に伴い(2005年07月11日)
 
渋谷の老舗書店「大盛堂書店」本店(神南1)が6月30日で休業した。本店は商業ビルの地下1階から4階までの4フロア(2階除く)を使って展開していたが、ビルは昭和40年代に建設されたもので老朽化が進んでいた。同書店は明治45年(1912年)の創業で、3階には渋谷で唯一の「政府刊行物サービスステーション」を設けるなど、各分野の専門書が充実していることで知られていた。同書店は2001年12月、渋谷センター街入り口付近に「TOKYO文庫タワー」を開設し、2005年3月からは「大盛堂駅前店」(宇田川町、TEL 03-5784-4900)としてリニューアルオープンしている。

現在の大盛堂書店
http://www.taiseido.co.jp/