- 作者: デビー・ネイサン,沢田博
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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正直ポルノについて漏れの考えは固まっており、いまさら考えるまでもない。
だけどこんなご時世だから敢えて買った。
支援買いだ。
ところでこの本の最後に各国の「チャイルド」の定義が一定しないので取り締まりにくいという話が出てくる。
この議論は要警戒なのだが一点だけイイコトを言っている。
16歳未満を「チャイルド」と定義したらどうかと提案しているのだ。
15歳がポルノに出演したらアウト!
でも16歳ならポルノを買おうが出ようがOK。
この意見には大いに賛成だ。
だいたい動物としてみた場合高校生は生殖最適期にあるのは間違いない。
高校生を性的に意識するのは自然なことなのだ。
社会的存在として未熟なので生物的行為であるエッチが禁止されている。
本当はエッチに適した年齢なんだけど、そういう対象として見ないようにしようという我慢が要請されているのだ。
ここにはムリがある。
一方で義務教育後は労働を認められている。
労働できるということは社会的に成熟しているということだ。
矛盾している。
児童労働禁止年齢と性交禁止年齢は一致しなければならない。
それとも自分で稼いでいる16歳以上はエッチして良いとか条件つけるか?
だいたい、ちゃんと避妊して病気に気をつけて合意のもとにするエッチを禁止する根拠ってなんなの?
強制とか脅迫とか、社会的な広義の強制?とか、そんなのがあるならそれ自体を問題にすれば良い。
他のことと違ってエッチはココロと直結するから特別なのだ!という意見もあるけどホントか?
説得力のある証明をみたことがない。
そりゃ性的トラウマで苦しむ人がいることは知っている。
でもそれは非対称な関係で強制されたからでしょ?
別にエッチに限らない話じゃん。
ちなみに言うまでもないことだが、仮にリアル16歳がエッチするのが時期尚早としても、妄想は自由だよね。
だって被害者がいないんだから。
それとも被害者を生むキッカケになるからダメというのか?
ポルノが性犯罪を生むという説はこの本でさんざん否定されている。
科学的に証明されてません。
むしろ妄想に満足しちゃってリアルエッチに向かわないほうが心配と指摘してあってまったく同感。(^^ゞ
日本だけじゃなくて世界的にエロ好きはリアルに消極的らしいぞ。ψ( `∇´ )ψ