脳画像でみる「うつ」と「不安」の仕組み

脳画像でみる「うつ」と「不安」の仕組み

脳画像でみる「うつ」と「不安」の仕組み

  • 作者: ダニエル・G.エイメン,リサ・C.ラウス,Daniel G. Amen,Lisa C. Routh,ニキリンコ
  • 出版社/メーカー: 花風社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本
  • 購入: 1人 クリック: 4回
  • この商品を含むブログ (2件) を見る
  
ぜんぜん知らなかったけど、このエイメンって人は精神医学界の革命児らしい。
脳画像(スペクト)をつかって即物的に診断しようと提唱している。
思い起こせば学生時代、精神医療は、精神分析なんかやめて薬物投与に徹するべきだと主張した友達がいた。
国語教育と同じように精神医学も即物的な限界をはみだして情緒的な空論を展開したがる傾向がある。
そんなのどうせわかんなくね?
それどころか、結局信仰になっちゃうならむしろ断念しているほうが害が少なくね?
というのが知人のいわんとしたところだったと思う。
漏れも医学としてはそれでいいと思う。
ただスピリチュアルでもなんでも、お話を交わすことによる改善というのはモノが精神だけにあり得るので、完全否定はしないけどね。
エイメンという人も論争を引き起こしたらしいんだが、こういうふうに即物的に脳を語られると、
人間機械論≒無神論みたいにおもって本能的に反発したくなるひとが多いんだろうな。
でも精神だって基本は脳という臓器の現象面であって、即物的に捕まえることと人間性尊重とはまったく別次元だとわからないのかねえ。
肉体が物質でできているから人間はモノです、というのと同じ短絡に恐怖しているようでばからしい。