アダルトビデオ革命史

アダルトビデオ革命史 (幻冬舎新書)

アダルトビデオ革命史 (幻冬舎新書)

  
交通安全協会とか工事現場のガードマンとかポルノ審査とか、警察は無意味で邪魔な組織をつくって社会コストを上げるをやめてほしい。
行為自体では取り締まれずネットで無修正が見放題なのにひたすら性器がクリアに映ったかどうかだけで審査しているという奇観・・・(;´Д`)
やるにしても定量的規定で線引きをハッキリさせるべきだ。モラルなんてものを糾弾したら宗教警察になっちゃう。
それにこのせいで競争力ある日本AVが低コストで流出して国内経済に還元されない側面も無視できない。
民主党天下り禁止もいいけど、お巡りさんの再就職対策を本気で考えるべき。
個々のお巡りさんは厭なシゴトをマジメに勤めているんだから60前に放り出されるのは可哀想だ。しかしだからといって無駄な子会社を量産されるのは困る。
大量退職お巡りさん問題だけで一項目たてるべき。
  
さてさてこの本は実に実証的で興味深かった。
いわゆる本番性交によるポルノは日本ではわずか20年の歴史しかないんだと知った。
そういう意味でバブル時代は性革命の時代でもあったわけですね。大正期がカフェーブームだったように。
また、AVがポルノ映画ではなくエロ本の嫡子なんだという指摘も面白い。
この延長にエロ漫画・エロゲが位置するんだろうな。
いわゆる性産業とエロイメージ産業というのは違うものなんだよね。
性産業の低迷とは対照的にエロイメージ産業はネットによって急成長している。
うちAV産業とは90年代に秩序が確立した。しかしエロ漫画は産業規模が小さかったのでまだ警察・893との共存状態が確立していない。だから苛められる。
警察に議員にしてもらった葉梨くんの使命はエロ漫画産業への参入だったのにしくじった(笑)
しかしカネの臭いのするこの成長分野を警察が放っておくはずがない。経産省にとられてなるか!まだまだ騒動は続くよ。
それにしてもgdgdいわれたら「なんでソープとか、AVではOKで、ゲーム漫画だけNGなんですか?」と聞けばいいのに。
「K察にみかじめ料払ってないから」とは言えないだろう。でも殆どのヲタクは政治的インポだからなあ。ダメかなあ。