ウイグル蜂起の背景


     
青山タソ、地上波とは思えない本質的な解説、まっとうな用語への拘り、素晴らしすぐる
    

     

     
さてさて中韓絡みだと途端に沈黙するサヨが多い中、漏れのRSSでは『旗旗』さんがビビッドな反応やっぱいいわ草加さん(^_^)
チャンネル桜の怪人(笑)三浦小太郎さんも躊躇無く参照乙
しかし三浦さん四トロ掲示板にも投稿していたんだ〜(笑)
     

そして、アフトメジャン、アバソフ、イサクベク、ダリルハンら最後に残ったリーダーたちは、毛沢東から北京に招かれ、1949年8月22日飛行機で旅立ちますが、その11月、バイカル湖上で飛行機事故により全員が死んだという、余りにも不自然な最期を遂げることになります。
http://bund.jp/md/wordpress/?p=2459#more-2459

本音を言いますとね、あのシルクロード地域というのは、前近代時代には国家とかはなかったといってもいい。たとえ王朝国家が、時にはトルキスタン、時には中国系の影響下にあったとしても、まあ遊牧民である民衆にとっては大した問題ではなかったんですよね。この構図が大きく変わるのは清朝時代かと思いますし、やはり中華民国中華人民共和国時代に、民族問題は深刻化したわけですよ。(略)
   
 まあ、私はこの件でも、あんまり歴史論争になってもしょうがないと思う。歴史的には、倉知さんが言うような面は確かにあるんですよ。むしろ、今現在、中国が民主化され、同時に民族自決権が認められていく事が重要で、パレスチナ問題でもそうなんですよね。ですから、トルキスタンは何百年も前から独立していた云々という議論にはあんまり私は乗りたくないし、そういうことはここでも喋らなかったんです。
  
 これは川島さんの議論になりますが、民族とか近代国民国家なんて概念は、人類の歴史の中ではごく最近のものに過ぎない、という考えは、私はこれまた事実としてはその通りだと思いますよ。しかし、同じ意味で、民主主義も、人権も、法治の概念も、同じように人類史の中では新しい概念です。そして、私は、近代国家とか民族と言う概念が人間を縛り抑圧する危険性は勿論認めるんですけど、同時に、国家システムがあってこそ民主主義も人権も守れるという点もありまして、そちらの効果をより重視するわけです。そして、民族、宗教、歴史といった概念が所詮根拠が薄いものだという視点に皆さんが立たれるのは分かるんですが、今この世界の現実を見ると、私も含め、そういうものが必要な人間は一杯いるし、そう簡単に幻想といって切り捨てることは出来ないと思います。
    
 「国家、歴史、宗教は、たとえ幻想であれ人間にとって絶対必要な幻想である」というのが「右」の根本理念なんです。まあ、このあたりはおいおい考えていければと思います。そして、マルクス主義が本当の意味で個人を幸福にし解放するとは今の私にはやはり思えないんですね。論理的におかしいというんじゃないんですよ、そんなに勉強もしてないし。ただ、論理的に正しすぎる思想って人間にはあんまり向かないような気がする。変な言い方かもしれないけど。
     
 関係ないかもしれないけど、ついでに言いますと、私は左から右に来た人たちの言論って、正直好きになれないんですね。なんか、すごく単純な気がするんですよ。私と違ってマルクス主義とかそれなりに理論的訓練を受けてるから、議論の組み立てはうまいし組織作りもうまいんだけど、どうも自分に都合のいいデータばっか集めて論理を組み立てている気がする。左翼時代も右に変わってからも、歴史の複雑な面や、その時代を懸命に生きた人への共感ってのがどうもすくないんじゃないかと思う。

    
追記)
三浦さんって優しいなあ
サヨクってどうしても資本主義・民族主義・宗教を否定しないと気が済まないんだよね〜
でもそんなの上からどうこうしようとすると必ず悲劇が起きる
漏れも元サヨクなので気持ちはわかるんだけど、いったんは保守的な枠組みをつくり
その中でやりたい人だけ資本主義・民族主義・宗教を放棄すればいいと思う
要は喪前らの正義を押しつけるなということ