- 作者: 田辺敏雄
- 出版社/メーカー: 自由社
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
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再読シリーズ
この本は平成に入ってからの戦争犯罪の検証の嚆矢として名高いが、ダサイ装丁・読みにくい文章・専門的な内容と誰得的残念。
パイオニアとはそういうものかもしれないけど、一般人は読まない罠。
全体像を俯瞰する形に整理してシロート向け解説をつけ分かりやすい日本語で新書で出さないと宣伝効果ありません。
内容がいいだけに、惜しい本です。マニアがこそこそ読むだけじゃ意味ないジャン。
はじめに
第一章 東京裁判史観への道
１東京裁判と東京裁判史観
２残虐行為の告発と断罪
３出所別に分類する
第二章 手記「三光」に秘めた小田少佐のシグナル
１「三光」を検証する
２つたわった小田少佐のシグナル
第三章 七三一部隊「コレラ作戦」の大いなる虚構
１「手記」と『天皇の軍隊』記述
２検証
第四章 「中国人八○○○人強制連行」を検証する
１小島中尉の謝罪行脚と朝日報道
２「八○○○人強制連行」証言の登場
３崩れ落ちた証言
４手記「労工狩り」の検証
第五章 エスカレートする証言
１さらなる罪の告白
２新井正代証言の矛盾
第六章 城野宏の「三光作戦」証言
１三光作戦について
２城野宏の証言
３検証
４抗議に答える
第七章 抑留生活と「洗脳」について
１中国抑留者について
２撫順戦犯管理所の「生活」
３中国帰還者連絡会
４「洗脳」について
第八章 「自筆供述書」を残した三人の師団長
１四十五人の「供述書」が日本側の手に
２藤田茂・第五十九師団長の供述
３佐々眞之助・第三十九師団長の供述
第九章 鈴木啓久師団長の供述と回想
１インタビューで何を語ったか
２最高検察院の起訴状から
３鈴木中将の「回想録」
４「無人区」政策は三光作戦か
第十章 総検証「中国の旅」報道
１平項山事件
２万人杭
３南京
４三光政策
５「取材でさえもない」と本多記者
第十一章 ニューギニア、ベトナム、ハイラルの日本軍
１東部ニューギニアの究極の残虐
２ベトナムの「二○○万人餓死事件」
３ハイラルの「口封じ殺害事件」
第十二章 メディアが誘導した危険水域
１調査を通して得た結論
２こうした報道姿勢をつづける理由
３沈黙で応じた当事者たち
４終わりに
