- 作者: 兵頭二十八,別宮暖朗
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
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上海事変がらみで読了。
技術の話もさることながら、日本人大衆が国民国家をやっていけるほど成熟していなかったという指摘が重い。
第一世界大戦で独仏国民は膨大な被害を受けながら戦争遂行に揺らがなかった。
ところが日本人大衆たるや、”二百三高地の損害程度”で暴動起こすわ、講和条件が不足だと暴動起こすわ、昨今の中韓暴漢に劣らぬDQNぶり。
結局黒船以来の国難は5%のエリートの努力で切り抜けたのであって大衆は何もした訳じゃなかった。
その構図は今日まで続いているうえ、いまやエリートまで腐敗するありさま。