さらば財務省!

       

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白

       

この本超おもしろい!
      
ところで、さいきんの反ネオリベ格差社会の風潮の中で、小泉−中川−竹中枢軸は、悪の枢軸とされている。
しかしこの本では、改革派⇔抵抗勢力で、小泉一派が正義の側だ。
Baatarismさんやfinalventさんは小泉支持で勧善懲悪というが、ジャパンハンドラーズさんは米帝の手先扱いだ。
これはどう理解すれば良いのか?
たぶんどっちも正しいのだ。
なぜなら、霞ヶ関共同体の制度疲労は如何とも為し難かったのは事実だし、米帝が改造を日本改造を求めたのも事実。
ただ、米帝はやらずぼったくりを求めたわけではなく、日本の弱点を指摘し、それを合理化すれば、自動的に米帝にメリットが発生する考えたのだ。まぁ今風に言えば、win−winだと。
それを2次元的に、改革⇔旧守で考えるから、どっちが正義か分からなくて困っちゃうのだ。
実は散々小泉一派を散々悪し様に言う漏れも「小泉改革」は必要だったと思うし、「郵政選挙」を愚民B層の愚挙とは考えない。
国民は霞ヶ関共同体の論理にノーを突きつける正しい選択をしたのだと思っている。
それを馬鹿の自殺と批判するのはサヨクゴーマニズムそのもので、そういう香具師は軽蔑する。