足利義満 消された日本国王 (光文社新書)

足利義満 消された日本国王 (光文社新書)

足利義満 消された日本国王 (光文社新書)

個人的な話だが、漏れの祖母が女学校を卒業したときには「士族○○○子」と卒業証書が渡されたそうだ。なんとなく誇らしかったそうである。
ただ、そっから先が問題で、ご先祖が足利尊氏なのだそうだ。どうしてそれが問題なのか今の若い人はわからないかもしれない。しかし天皇側からすれば要するに南北朝分裂を招いた”逆賊”なのだ。「やだわ、逆賊の子孫なんて」って思ったそうである。( ^ω^ )
なので、平氏である著者小島毅より漏れは個人的関心を以て読んだ。
しかし違和感がある。
まず漏れは儒教になんの価値も認めていないというのもある。
著者は東アジアグローバルスタンダード⇔日本のみの夜郎自大 という構図から、中華皇帝に冊封されるのが平和共存。それを進めた義満は偉い。というのだが、それって属国ヽ(´ー`)ノバンザーイの戦後民主主義そのもの。まだ若いのに・・・