「日本と中国」歴史の真実―教科書で習った日本史・中国史が、ウソだったことがわかる本 (リュウ・ブックス アステ新書)
- 作者: 拳骨拓史
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2007/09
- メディア: 新書
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漏れの中での気になる歴史の3大テーマに「ユダヤ」「アメリカ」「中国」というのがある。
なんで気になるかというと要するに日本を脅かす勢力だということなんだろう。
歴史的にいろいろあったせいで、日本人はこれら勢力に複雑な思いを抱いておりスッキリしない。
これは精神衛生上よろしくないので気になるわけだ。
そういったわけで、表題のような本が出ていると取り敢えず買ってしまう。
正直パラ見したかぎりではレベルが低そうだったのだが、確認のために買ってしまった。
それで、まず驚いたのが著者(なんだかふざけたペンネームだが)が1976年生まれだということ。
中身はどっかで既に聞いたことのある話ばかり。
ソースを書いていないので確認できないが、ほとんど漏れが読んだことがある本じゃないか?
ベースが岡田英弘さんで、そこに「反中」文化人本を適当にトッピング。
ただ、漏れは個人的にはガッカリしたが、こういった本自体を否定はしない。
だってこの程度の認識すら日本では共有されていないのだから、啓蒙本は多ければ多いほど良い。
で、著者のスタンスはある意味漏れと似ている。
日本人が歴史教育の過程で漠然と抱く中国への後ろめたさや「中華文明」に対する気後れを払拭したい、
というのがモチベーションなのだ。