伊勢神宮

        
御木曳というものに参加してきた。
参加しながら伊勢神宮ってなんなのかいろいろ考えた。
式年遷宮は690年から始まったっていうけど、伊勢神宮の創建っていつなんだ?
垂仁天皇(11)が創建っていうが、「実在の確かな」応神天皇(15)がやっと4C後半てことから類推すると3世紀末くらい?
あと祭神はアマテラスとトヨウケなわけだが、これってお天道様と食べ物の神様って単純化して考えるべきだと思う。
はっきりと天照大神って言うとなんだかウヨクみたいに聞こえるけど、お天道様や食べ物の神様に感謝する心っていえば、日本人のほとんどは共有しているんじゃないかな。
それに関連して言えば、お稲荷様っていうものなんだが、秦氏氏神だとか伏見稲荷が総本社とかいうけど、順序は逆で、元からあった食べ物の神様・稲穂の神様っていうものへの信仰が制度化される過程でそうなっただけだろう。だからこのトヨウケの大神と同じと考えて良いと思う。
というわけで、確かに非常に素朴で根元的で、ビックリするくらい古い信仰形態なんじゃないかなと思うわけ。「天皇家」そのものよりも古いんだろう。
ただ衣装は神祇官制度ができたころの平安貴族の格好だし、祝詞は後代の儒教道教による理論化の影響をかなり受けているだろうけどね。
   
ちなみに伊勢市政教分離的にいいのか?ってくらい伊勢神宮に肩入れしている。どうしてサヨク伊勢神宮への市長参拝は違憲!とか訴訟を起こさないのかな。でも遷宮費用は平成25年で550億円かかり、うち220億円は募金だというけど、あとの330億円はなに?はっきり説明がかかれていない。伊勢神宮が自分で稼ぐの?17億円/年も?これに公費がでていたらそれこそ、政教分離攻撃の格好の標的なんだが。。。