二階は、竹下→小渕→野中→二階と引き継がれてきた中国利権の継承者だ。
留学生計画は１９８９年天安門事件直後からはじまった「長城計画」を発展させたもののよううだ。これは竹下が始め二階に任せたもの。
問題はこれになんの意味があるかということだ。単に美名に名を借りた援助利権に過ぎないのではないか？毎年２００億円は１０００億円を切ったＯＤＡの２割以上である。今年削減された１００億円を補ってあまりある。しかしそれ以上に日本の産業競争力に対するダメージになる虞がある。まさに二階は売国奴だ。
（１）効果に疑問
そもそもフルブライト奨学制度というのは、米国民主党の世界洗脳計画の一つで社会科学系に限定される。しかし二階構想では技術系だ。フルブライトの目指したような思想的親日派の育成に繋がらない。
日本の大学の社会科学系分野はレベルが低く魅力がないため、実際にその分野で来日する留学生のほとんどがアルバイトでの金儲けが目的になっているのは周知の事実。奨学金が少ないからアルバイトするのではないから、奨学金が上がってもアルバイトは止めない。二階の説明には嘘がある。そして来日した留学生が親日派になるとは必ずしも言えない。日本が高いカネを出して日本によべば親日派になってくれるだろう、といういかにもオヤジ臭いバカ丸出しの日本人論理しか根拠はない。嘗ての膨大な清朝留学生に親日派は育たなかった経験は活かされていない。
（２）技術流出
技術分野留学生を対象にしたのは、日本の大学で国際競争力がある唯一の分野だからというのが一因だが。それなら自然科学分野でも良いはず。やはり中国にとってどうしても日本に学びたいのは日本の技術開発力、製造業の強さそのものだからだろう。
しかし逆に言えばそここそが日本が唯一中国に対抗できる生命線である。それをみすみす中国に差し出して良いのだろうか？技術流出に悩まされた家電産業が対策を取ったことで業績が回復し韓国企業が苦戦している。中国には明確にメリットがあるが日本側には「良き理解者を得る」といった漠然としたものだけだ。
（３）金額が高すぎる。
日本人私大生の生活費が５万円に落ち込んでいるときに３０万円！普通に考えても多すぎる。アルバイトするのは生活できないからではない。これでは中国人への賄賂である。
（４）企業への技術流出を強要
最も問題なのは「日本企業に対しては、採用時の国籍制限を廃止するよう要求」という部分だ。いまでも日本企業は国籍制限などしないで社員を採用している。もし制限しているとすれば技術流出を恐れている分野だけだ。だから要求＝強要するのはまさに企業がいやがる分野への中国人の採用である。日本の技術力は大学だけでは取得できず、実際には各企業内の研究が中心になっていることに中国側も気付いている。二階はいはば産業スパイを採用せよと言っているに等しい。これは自由な企業活動に対する干渉であるが、経産省に「要求」されて拒否できる企業は少ない。
日本版「フルブライト奨学金」、早ければ来年にも誕生
アジア人を対象にした日本版「フルブライト奨学金」が早ければ０７年にも誕生する見通しだ。
日本経済産業省は毎年、アジア地域の大学生・社会人７００人を選抜し、３年間の日本留学期間中、毎月３０万円の奨学金を支給する「アジア人材基金」創設を推進中だと、日本経済新聞が１２日報じた。
募集は、アジア各国で実施される試験を通じて行われ、数学・化学・情報技術（ＩＴ）など企業の需要が多い分野が中心になるとみられる。 日本企業に対しては、採用時の国籍制限を廃止するよう要求する方針だ。
新設される奨学金の支援規模は、普通の国費留学生に支給される金額の２倍に相当する。 これは、留学生が物価が高い日本で生活しながら、アルバイトをしなくても勉強と研究に専念できるよう支援するためだと、同紙は付け加えた。
このため経済産業省は毎年１００億〜２００億円が必要と予想している。 こうした方針は、二階俊博経済産業相が米国のフルブライト奨学金をモデルにした基金創設を提案して推進され、小泉純一郎首相にも説明して内諾を受けたと、同紙は伝えた。
経済産業省は近い将来、外務省、文部科学省、財務省など関連省庁と協議し、計画を最終確定する方針だ。
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2006/3/13 13:02 入力
URL:http://www.wowkorea.jp/News/News_read.asp?nArticleID=6778
なお、この件ネット上に日本側の良いソースがない。その代わり韓国の新聞がよく報じている。韓国の関心の高さが伺える。そりゃそうだ。こんなことされたら韓国は技術的に破滅する。まぁ「韓国」も「アジア」ではあるけどな。
ちなみにこの制度いつまでやるのかよく分からない。３年間で２０００人という報道もあったが、延々続くようにも思われる。すぐに止めろ！
