サヨクは反グローバリズムを唱えなきゃだめでしょ!

 
ニッポンサヨクがアホだなあと思うのは矛盾する要求をするところだ。
(1)グローバル化は歓迎=地球市民・共生社会
(2)労働条件は高く
(3)失業はいや
この3つは鼎立不能だ。
日本のような高コスト社会がグローバル化すれば労働条件は低下する。
そのような社会で無理やり条件を高止まりさせようとすれば企業は海外に逃げるか雇用を抑制する。つまり失業が増える。
よって(2)(3)を求めるためには(1)を否定するしかない。
その意味でフランスは正しくブーたれている。
ところが日本ではなぜか「国際化万歳、外国人移民万歳」なのである。つまりグローバリズム万歳なのである。
なぜそうなのか、結構興味深いテーマだ。
(1)反グローバリズムは一種の排外主義とみなされるから?論理的に考えればそんなことはないのだが、日本人は民族主義に対するアレルギーがあるので感情的に主張しにくい。心情から論理を主張できない政治構造、これを称して敗戦民主主義という。
(2)「単一民族社会」を破壊したい。これは実はザイニチ問題である。日本人が排外的だというのは嘘である。王貞治ボビー・バレンタインジーコ朝青龍。外国籍日本在住外国人のスターは多い。ようするに反日活動家が嫌い。犯罪者が嫌い。もっといえば、反日的で犯罪者が多い一部の中国韓国人が嫌いというだけの話である。これは国籍属性に反応しているのではなく、歴史的現実的行為に反応しているのだ。よって差別ではないのだ。もっとも犯罪者が嫌いといっても差別だとはいえないが、前科があるからアパートを貸さないといったら差別だけど。そして差別でもない差別を声高に叫んでいるのは朝鮮版「解同」である総連と民潭、日本政治に介入したい中朝韓政府であって、一般善良な人民は関係ないのである。
 

<フランス>硬直した雇用制度などが混乱の背景に 若者反乱
 
【パリ福井聡】
 フランス政府の若年者雇用促進策「初期雇用契約」(CPE)の撤廃を求める労働組合、学生団体、野党は4日、全土で大規模ストライキとデモを実施した。全国ストは3月28日に続く第2波。労組側によるとデモには前回並みの全国で約300万人が参加した。
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 仏全体の失業率は9・9%(05年)だが、26歳未満の若者の失業率は20%を超える。仏はじめ欧州では日本と違い、新卒を雇用して一から訓練するシステムはない。新卒者も既卒者も「社員の退職や転職で空きが出たら採用する」状態。応募者は常に即戦力となる技術を求められ、新卒者はむしろ不利となる。
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 こうした政治風土の違いに加え、中央集権国家の仏は他の欧州諸国に比べ国家の保護を当然視する風潮がある。国民もグローバル化への警戒心が強く、昨年の世界20カ国対象の世論調査で、自由市場経済が最善だと答えた人は仏が各国中最低の36%だった(米71%、英66%、独65%など)。
 
【ロンドン小松浩】
 
若年者の就労問題に詳しい労働政策研究・研修機構小杉礼子統括研究員は「フランスの場合、フルタイムの労働者が雇用や社会保障の面で手厚く守られてきたため、雇い主側からすればコストもかかり、雇用の入り口を狭くすることにつながった」と分析。「若年の無業者が多くなり、入り口を広げる政策への転換を図った」と指摘する。
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毎日新聞) - 4月5日3時9分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000016-mai-int