中国人の人件費

      
今日の新聞に中国での新卒者給与の平均値が載っていた。
中国の場合勤続による昇給率が高いし残業代の影響が大きいのでここから一般的な勤労者の給与水準を推し量るには注意が必要だが、参考にはなる。
    
中国でも賞与は一般的で年収は月収の14ヶ月程度になるようだ。
とすると、一般的な大卒中国人は年収35万円。
日本人は月収20万円の18ヶ月で350万円くらいか。
ざっくり1/10だ。
    
もし日本の隣にX国という国があって、そこへいけばどんな安い仕事でも今の10倍稼げるとしたら・・・例えばもし今の年収が500万円の人なら5000万円稼げるとしたら・・・そりゃ密航してでも行きたいわな。(^_^;)
貧乏して送金すれば数年で豪邸が建つんだもの。
ついでにその国の人間が警戒心まるで無しのお人好しだったら、ピッキング強盗でも。。。
    

中国人、初任給(月収)
    
学士:1549元(2005全国)=2.5万円
修士:2674元(2005全国)=4.0万円
博士:2917元(2005全国)=4.5万円
工員:1000元(2006広州)=1.5万円
農民: 330元 都市部工員の1/3と推定
    
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200602200020a.nwc
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200602180011a.nwc
    
参考)
    
日本人、初任給(月収)
    
学士:20.0万円(2003)
    

   
   
    
ところで、就業している日本人労働者の年間最低所得はどのくらいだろう?
一応法律通りに働いているとして、40時間/週×52週/年×710円=150万円。
30時間/月めいっぱい残業をしたとしても割り増し込みで200万円くらいか。
    
150万円の年収だったとしたらどんな生活だ?
出費の方は、5マソ円のアパートに暮らして水光熱費・ネット・電話などで2マソで7マソ固定。
あとは1日1800円で暮らさなきゃならない。
3食吉野家コンボ=焼魚定食+かつカレー+牛焼肉定食=1520円(2423カロリー)。
     
残り小遣い300円/日!
     
スポーツ新聞買って発泡酒飲んだらおしまい。
          
♪あとは〜焼酎を煽るだけぇ〜
    

現在、1週間の法定労働時間は、事業場の規模と業種に応じて以下の表の通りになっています。
      
原則:1週40時間
    
例外:1週44時間(業種=商業・映画・演劇・保健衛生・接客娯楽の9人以下の事業場のみ)
    
TITLE:法定労働時間
URL:http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/kijunkyoku/week/970414.htm

36協定
    
原則的には、社員の方の労働時間は1日8時間、1週間に40時間までとなります。
(法定労働時間は業種その他によって異なる場合があります。個別にご確認下さい。)
    
この法定労働時間を超え、さらに労働してもらう時(主には残業してもらう時)・法定休日に労働してもらう時は、従業員の過半数代表者又は労働組合の同意を得、その内容を「時間外労働・休日労働に関する協定」(通称としてこれを「36協定」と言っています。)をし、「時間外労働・休日労働に関する協定届」を労働基準監督署に提出しておかなければなりません。
    
 36協定により、延長できる労働時間には限度がありますので注意が必要です。
    
1年間:最大360時間まで。
    
http://www2s.biglobe.ne.jp/~hama/36kyoutei.htm

東京都最低賃金改正答申
    
時間額710円
    
(効力発生日 平成16年10月1日予定)
     
TITLE:東京都最低賃金改正答申 - 東京労働局
http://www.roudoukyoku.go.jp/news/2004/20040806-toshin/20040806-toshin.html