TATA

   
ゾロアスター教。イギリス帝国主義。サッスーン財閥。
   

インド最大の財閥で、元々はイランからボンベイに渡ってきた人達です。
サッスーン財閥の利権を継いでおり、経済だけではなく、政治的にも様々な影響力を持っているようです。
綿紡績、鉄鋼、電力、金融、不動産、自動車(商用車の国内シェアは5割以上。)、食品、レジャー、通信、IT、小売。
持ち株会社タタ・サンズ、タタ・インダストリーズを通して、7つの本業セクターで91の会社を経営しています。
グループ全体で従業員数20万人以上。3月決算。
連結売上140億ドル、売上高成長率27%(2003年)。株主は200万人。
インドのGDPの2,6%、輸出総額の5%をタタ財閥が占めています。
    
下記、代表的企業です。

■タタ・スティー
熱間圧延、冷間圧延合わせて400万トンを産出します。
タタグループの中で、財閥の見本となる優秀な企業を表彰するJRD・Tata賞を受賞しています。
鉄鋼の上流からから下流まで一貫生産ができ、コスト競争力があります。
日本製鋼との戦略的提携を中心にアメリカ、フランス、韓国企業などとも提携を行っています。
SAILなどの国営企業など、インドの鉄鋼業は、生産性、効率性が低く、国際競争力は低いようですが、TISCO(タタ・スティール)は収益性において安定しており、特に、2000年以降、売上高、収益性、安全性(資本構成)、成長性等、全てが伸びています。(2004年現在)クロムメッキ、チタンなどの分野で、新展開を模索しています。

■タタ・パワー
2278メガワットの発電容量があります。
火力発電、水力発電風力発電を行い、送電サービスします。
UAE、マレーシア、サウジアラビアクウェートアルジェリアなどでもプロジェクトを持っています。
インフラを利用した光ファイバー敷設にも進出しています。
都市部において延長距離600kmを既に超えており、さらに1200km伸ばす予定です。国内のインターネットにおけるトラフィックシェアは30%もあります。
100%子会社TataPetorodyneによりCauvery 盆地、Cambay湾、などの地域で石油・天然ガス探査、生産も行っています。

■タタ・モーター
1945年設立。1954〜69年までダイムラーと提携していました。
商用車におけるシェアは59%(2004年現在)と他社を圧倒しています。
また、大、中、商用車における世界ランクは6位です。
現在はローバーと提携。
会社は、マレーシア、バングラデシュケニア南アフリカ、エジプトに工場を持っています。
ヨーロッパ、オーストラリア、東南アジア、中東、アフリカ70ヶ国へ輸出しています。
商用車(2トン〜40トン)、バス(12人乗り〜60人乗り)、乗用車、オフロード車、商用車等130以上のモデルを持っています。
ブランドはIndica V2およびIndigo、TataSumo、Spacio、サファリ等。
TataIndicaは、1999年インド独自でデザインから製造まで一貫製造された初の自動車でした。
2004年ニューヨーク上場。

■タタ・ティー 
売上高711百万ドル、売上高成長率13%、従業員数5万6千人。
お茶、コーヒー、香辛料(コショウ)、ターメリック、トウガラシ、 ショウガ、ナツメグ等を栽培から製造しています。

■タタ・コンサルタンシー・サービス(TCS)
売上高1041百万ドル(2003年)、売上高成長率18.3%、従業員数2万4千人。
ソフトウェアの統合パッケージプロバイダー。システムインテグレーション、アプリケーション開発、システムコンサルティング、インフラ管理、および工学サービスを含んで、多様な情報技術サービスを提供します。
銀行、保険等の 金融システムのアプリケーション、CRM、等を行っています。

■タタ・アメリカ・インターナショナル
売上高731百万ドル(2003年)、従業員6千人。
TCSの子会社で、技術系コンサルティングを行う。
IBM、GE、シティグループ等を顧客に持っています。

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