竹島とネオ赤

        

                  
某県議会が記念日を条例化したくらいで韓国が大騒動らしい。
朝鮮人にとっては一島嶼の帰属問題というより、「ヒロシマ」が「反核運動」のシンボルであるように「タケシマ」は「反日運動」のシンボルなんだろうな〜。あまり興味も持っていなかったんだが、この記事にはちょっと「おや?」と思った。

<インタビュー>「日本は外交を放棄している」蓮実重彦・元東京大学総長
                  
Q:独島(ドクト、日本名・竹島)問題で韓日関係が凍りついている。どう考えるのか。
                
「韓国と日本、いずれも民族主義に陥っている。
日本は、民族主義と歴史的過誤という2つの問題を抱えている。日本で民族主義が横行すれば、日本の歴史的過誤はフィックションになってしまう。過去の歴史について『そんなものはなかった』といった具合で、ナショナリズムに吸収されてしまえば、日本にとって、決して良いことではない。竹島(独島の日本名)が誰の領土かを、日本人が歴史的に決めるのは不可能だ。書類上から見ると、島根県に併合されたものになっているが、韓国との合意のもと、決定されたものではない。島根県議会が何故、この時点にそうしたことをしたのか、私の理解(の範囲)をこえた部分だ。」
                    
Q:大半の韓国人は、日本政府が島根県議会の動きを事前に阻止できたと考えているが。
                    
「そうした点で日本政府は、対外的な外交政策をあきらめている。いま、してはならないことについて、政府がなぜ何も言わないのか、私も理解できない。おそらく、日本の官僚らのためだろう。その問題は、自分たちの領域ではない、と考えている。まともな政治家さえいれば、解決できる問題だった。」
                     
Q:今後、教科書問題で両国関係がさらに悪化しそうだが。
                   
「個人的には『新しい歴史をつくる会』に反対するが、日本ではそれらをやめさせることができない、という限界がある。それらに、それを作る自由がない、とは言えない。日本内の教科書検定システムがそうである。それで、私が唯一希望を持っているのは日本国民だ。日本国民が、現在は情緒的にナショナリズムへ向かっているが、ある瞬間『いや、これは違う』と必ず思うようになるだろう。」
                    
Q:有識者の一人として両国民に話したいことは。
                  
「このように答えればどうだろうか。
先月16日、スペインで行なわれた『南アジア津波被害者支援チャリティー試合』で、車ドゥリチャ・ドゥリ)の動きに魅了されてしまった。私は、国家同士で対戦するサッカー試合が非常に嫌いだ。韓国が勝とうが、日本が勝とうが、何の関心もない。ただし、車ドゥリのように真のサッカーをしているかどうかが重要なのだ。」
(国境の概念を離れて、互いに関心を持って、相手側が良くやったことは称賛する関係になろう、との意味に受けとめられる)
                   
金玄基(キム・ヒョンギ)特派員 < luckyman@joongang.co.kr >
2005.03.21 20:03
             
TITLE:Japanese JoongAngIlbo
URL:http://japanese.joins.com/html/2005/0321/20050321200347400.html

                   
_| ̄|○ ダメだ、、、このひと、、、
                       
「タケシマは日本領ニダ!」ってことじゃなくて、ふつうに発言が意味不明なんだもん。記者さんに解説書かれてどうする!(笑)
                        
点検してみよう。
「日本も韓国も民族主義に陥っている。」
全然レベル差があると思うんだけど、まぁいいや、ナショナリズムカコワルイ。ノマドマンセーってのがネオ赤だもんな。で?
「日本は「歴史的過誤」と「民族主義」は両立しない。だから「民族主義」が出てくると「歴史的過誤」がなかったことになる。」(意訳)
トレードオフなの、このふたつ?てかなんで「日本では」限定?単に「民族主義はイケナイ!」って言えばいいじゃん。論理的関係がわからん。。。
「日本が歴史的に決めることは不可能だ。」
なぜ?どうして他国の意見が必要?それとも韓国民族主義を批判したことへのバランスか?
「対外的な外交政策を・・・」
そもそも外交って対外的なんじゃないのか?
車ドゥリのように真のサッカーを・・・」
もう、理解はあきらめた。。。┐(´∀`)┌
              
じつは80年代僕もネオ赤マニアでした。(爆)
ええ、リュミエール読んでましたとも。
ええ、ゼミにも潜り込みましたとも。
でも、ネオ赤って結局戦える論理になれなかったと思うんですよ。
フランスですら機能していない。
で、結局相変わらずの伝統的サヨク心情(破産した亜流マルクス主義)を骨格に厚化粧で誤魔化すことになる。だから具体的な話題になるとお里が知れてしまう。。。
なんだかネオ赤の駄目ぶりを再確認したって感じ。あ〜あ。
かっての蓮見節もこうなると単なる耄碌じいさんだね。(;´д`)トホホ…
                        
追記)
もっとも韓国の新聞の文章力?のひどさは定評があるので、記者のせいである可能性は残る。