必死の中国人と競争しなくちゃならない日本人

よく、日中の貿易量は全体の○○%に過ぎないから影響は限られる、なんていうアホな人がいる。
しかし100軒のうち1軒のラーメン屋が激安セールをはじめたら追随せざるを得ないのがマーケットというものだ。
こういう弱肉強食世界の風は必ず影響を与えるのだ。

田村耕太郎の「経世済民見聞録」
実は切ない、中国人の世界展開
中国人の原動力は政府不信にあり
田村 耕太郎
2011年12月1日(木)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20111129/224602/?mlt
(略)
 「私たちの夢はお金持ちになって移民すること。中国を出たいのです。本気ですから、語学だって真剣に勉強するのです。だから中国人は何語でも速くうまくなるのです」

 「中国は、いつ何が起こるか分からない。政府が何してくるか分からない。とても政府が強くて、怖い。成功しても、いつ何されるか分からない。本当の情報はありません。我々が生き抜くためには脱出しかないと思っています」

 「今後、中国はさらに発展する可能性があります。しかし、いかに中国が成功しようが関係ありません。私たちは中国から脱出したいのです」
(略)
「自由を欲する人たちはこれからもっと増えるのではないですか? ご両親もあなたも中国から脱出するだけでなく、中国を良い方向に変えるべく行動を起こしたら?」
「中国の治安部隊の怖さと力は半端ではないです。そんなことをしたら、何をされるか分かりません。仕方ないんです」
(略)
 ただ、日本人学生も2つの意味で負けてはいられない。第1に、これからの時代の日本人学生は、強い心と動機を持った中国人と競争していかなくてはならない。次に、前述のごとく、年金も医療もあてにならない時代が来ることは、日本の財政状況からして十分推測できることだ。中国脅威論に怯えている暇があったら、中国人の切ない現状に思いを馳せると同時に、彼らと切磋琢磨すべきではないか?