■あとすこしで新訳戦争論の見本が出来てくる!【2011-11-26作文】
(略)
二。
 ANNA ANDERSEN 記者による2011-11-25記事「Iceland rejects Chinese bid for resort land」。
  アイスランド政府内務省が金満シナ人投資家を斥けた。理性の勝利である。
 シナ人投資企業はアイスランド国内の広大な森林地帯を別荘リゾートとして買収しようとしたのだが、その取引を、財政的にきわめて苦境にあるはずのアイスランド政府が破却せしめた。


 投資団体 Zyongkun Group は、55歳の富豪の中共党員 Huang Nubo が支配する企業である。かつて外国人がこれほど広大な土地をアイスランドで買おうとしたことはない。面積は 120 square miles で、アイスランドの北東岸に接している。国土の0.3%に相当する。見積もり価格で $8.8 million というところ。

 同国首相 Johanna Sigurdardottir(♀)はこれまで、この投資話を歓迎すると語っていた。同国は2008に事実上、破産しているのだ。

 しかし諸外国の支援によってアイスランドはもちなおし、2012の見込み成長率は2.5%と、欧州の他国より調子が良い。

 内相いわく。アイスランドの独立を守るためには外国人による土地買収に面積の上限があるのは当然である、と。
 アイスランド国民が自国の土地から便益を得られなくなるおそれのある売却は認めることができぬ。

 シナ人がアイスランド北東の土地を占有しようとした狙いは明瞭である。北極圏の資源分割競争に参戦しようというのだ。シナはその足がかりとなる基地を探しているのだ。
 北極圏の氷が解けると、北極航路が周年開通することになり、世界の海上物流も根本から変わることになる。

 ※この場合、シナ船は、羅津港津軽海峡ベーリング海峡アイスランド港→欧州および北米東海岸という最短コースを獲得し、その商品はますます安価に世界を席捲することになる。してみると、津軽海峡に「大間原発」という「核地雷」を置いておくことにも意義が出てくる。任意のタイミングで原子炉を暴走させれば、津軽海峡を封鎖してしまえることになるからだ。

■今日は「読書余論」の配信日だよ! 楽しめ!【2011-11-25作文】
(略)


二。
 Miles Yu 記者による2011-11-23記事「CHINA CLAIMS SEA」。
  常に世界との戦争を叫ぶ中共宣伝紙『グローバルタイムズ』のブッ飛びぶりには誰もいまさら驚かないが、こんどはいよいよ『人民日報』がガイキチっぷりにドライブをかけてきた。「南支那海には《公海》などない。すべてシナの領海でアル」と、国際法に真正面から喧嘩を売る記事を載せた。
 記事を書いたのは Pan Guoping という法学教授で、シナの南西大学の法学と政治学の先生だというのだから、もはやマヂキチと見て宜しかろう。


 南支那海に勝手に9個の点を打ち、その点を結んだ線内はすべてシナ政府が支配するとの一方的宣言だ。カダフィのシドラ湾領海宣言よりもスケールがでかい。

 教授は書く。シナはこの9点の内側に介入する国〔つまり米国〕に対しては stronger force で以って対処する。つまり武力衝突を辞さない。ますますカダフィに似てきた。
(略)