没収皇室財産

戦前1$=3円、敗戦直後はほぼこのレート、当時の1$は今の1万円。
すなわち米国は5-10億$と推定し、没収されたのは37億円≒12億$。
漏れもこれが正しいと思う。
(因みに海外に逃した財産が云々という話は無意味なのでスルーする。というのは皇室財産は皇室の名をつけた国家財産に過ぎないから。皇族が亡命して隠匿財産で優雅に暮らすなんてあり得ないので)
で、だいたい10兆円の財産があったと。金利1%でまわしても1000億円。
それを没収しておいて年間60億円で暮らせという、ヒドス。
 
因みにサヨク教師がテンノーの暮らしに300億円もかけて無駄だ!というのは、このほかに宮内庁費用とか皇宮警察費用とかイベント時の警備費用とか全部込みだ。バチカンの国家予算が300億円だからだい同じ。
漏れも宮内庁は官僚の無駄飯食いの隠れ蓑になっていることを疑っているけど、冷静に考えて皇族が別のものに置き換わっても元首イベント費用はかかるし、宮内庁費って文化財保全費や研究費やらが大きいので、正味皇族だから掛かっている費用って100億円くらいだろうな。
たった100億円だよ。
というか皇族が法的な個人にもどり宗教法人を主催したら年収1000億円資産10兆円の創価学会を上回ることが確実だ。象徴天皇制による「人権剥奪」は、皇族が自由人に戻り政治的影響力を持つのを回避する策謀だともいえる。突然公明党以上の結束力・影響力をもつ政治勢力が生まれることを想像してくれ。個人資産の寄進もすごいだろう。皇族の顔色伺わないと政治が進まなくなるのだ。

  

敗戦後の10月22日、宮内省GHQにより、四十数項目にわたる報告書を要求された。11月18日、GHQから覚書「皇室財産に関すること」が出た。GHQは生活費を除くすべての皇室財産を凍結するとの指令を出した。
この年、GHQの財務調査官たちは、昭和天皇の個人資産を1億ドル以上と査定した。財務調査官たちは「戦時利得の除去及び国家財政の再編成に関する覚書」を作成し、マッカーサーの承認を得た。皇室財産も課税計画から除外されないとした。
それでは、1945年10月にGHQが発表した皇室財産の内容をみよう。
「土地・建物・木材・現金・有価証券(美術品・宝石は含まない)は37億2000万円。」
当時の財閥の住友吉左衛門は1億1738万円、三井高広は9628万円。皇室財産は、GHQの公表分であるが日本の財閥の約30倍。
(略)
では、マーク・ゲインの『ニッポン日記』を見ることにしよう。マーク・ゲインは戦後日本にやってきた記者の一人である。「ある総司令部の専門家が言った。『天皇の財産は5億ドルから10億ドルの間だろう。このひらきは、我々の到着直前に彼の財産がどれだけ隠匿されたかという我々の知らない、また多分将来も知り得ない事実によって生じるものである」

さて、ここで大きな問題が登場します。日銀や正銀、韓国銀行の株式を皇室が持っていることをどう理解したら良いのでしょうか?
 
ここでは、仮説にしかなりませんが、当初皇室財産を設定したのは長州勢の建議によるもので、その実は自由民権運動一派が議会で勢力を形成しつつある時期に、議会承認を経ない公的資金を持ちたいとの思惑が強かったように思われます。その結果として、当初の日銀、正銀の株式は政府から皇室へ譲渡されましたが、その後様々な国策会社の株式を保有するに至った皇室財産は、配当や売買益で次第に膨張し、最終的には統治国家の中央銀行に出資するだけの規模を有するに至った、ということではないでしょうか?
http://www.sayuu.net/blog/2009/01/001021.html

皇室費
内廷費:3億2400万円
天皇及び内廷皇族の日常費。
 
宮廷費:63億302万円
内廷費以外の宮廷諸費、「必要経費」に相当。
諸謝金、 報償費、庁費、招宴費、各所修繕、自動車重量税、施設整備費、交際費等
 
皇族費:305万円〜3050万円/件
皇族独立時の支度金。
 
宮内庁費
108億3257万円