オバマ再選の行方
「分裂国家」の様相を呈してきたアメリカの階級闘争(後編)
「茶会」と「ウォール街抗議デモ」が次期大統領選に与える影響
高濱
2011年10月21日(金)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20111018/223285/?mlt
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 余談だが、仕掛け人のラースン氏は、日本とは少なからぬ縁がある。

 同氏は、第二次大戦終結後、エストニアからドイツに逃れ、一時オーストラリアに定住。その後、60年代に来日して市場調査会社を設立し、多額の収入を得たという。滞日中に知り合った日本人女性と結婚してカナダに移住。日本でつくった資金を元にドキュメンタリー映画を制作する傍ら反資本主義、反消費社会を提唱する非営利雑誌「アドバスターズ」(Adbusters=隔月誌、商業広告を破壊するものの意味)を発刊した。

 その一方で、雑誌やオンライン媒体を使って「Buy Nothing Day」(不買の日)「TV turnoff Week」(テレビを観ない週)といったキャンペーンを呼びかけてきた。著書『Culture Jamming』は邦訳されている。
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