ソフトバンクが韓国から電力を輸入する?

エネルギーを韓国に委ねるというのは安保上許容できない。
しかしこの話を進めることで一定の譲歩を引き出せるはず。
孫が狙っているのはそこだろう。
相変わらずのハゲタカのお先棒担ぎ。
彼の役割はいつも「内側から鍵を開けるもの」だ。
しかしそれ自体は否定できない正論であるところに彼の巧妙さがある。

Close-Up Enterprise
【第58回】 2011年9月12日 週刊ダイヤモンド編集部
ソフトバンクが極秘裏に進めるアジアグリッド構想という奇貨
http://diamond.jp/articles/-/13969

(略)
 しかし、孫社長がこの構想実現に奮い立つきっかけをつくった存在がいる。それが日本でのインフラ事業参入を狙う外資系メーカーなのだ。
(略)
 9月12日、孫社長が私財10億円を投じた「自然エネルギー財団」の設立イベントが開かれる。海外エネルギー関係者を集めた場で、孫社長はアジアグリッド構想を華々しく発表する……はずだった。
 この構想を本気で検討してきたソフトバンクはすでに壁にぶち当たっている。それも無理はない。
 なにより電力を輸入する主体の電力会社に全然乗る気がない。東京電力の西澤俊夫社長は「コストや技術より安全保障を基本に考えなければいけない」とにべもない。
(略)

追記)
そもそもこの構想を認めるには「韓国の原発は良い原発」とのコンセンサスが必要になるけど、そんなこと無理だろ。