汝のカモ日本を知れ

エズラさんの息子。微妙な立ち位置。
財政再建を成長戦略の後ろに置いているのが気に喰わないが、当面余計なことはしないでオバマの行く末をみればいいという意見には同感。
バイデンへのお土産にしろというだけかもしれないがw

ニュースを斬る
『Japan as Number One』ははるか遠く 野田政権が直面する今の日本 
日本学者ヴォーゲルが見る課題と前途
大野和基
2011年9月6日(火)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110905/222461/
 
―― 野田佳彦氏が新首相に就任した。野田政権が解決すべき課題は何か。大事なものから順に3つ挙げてほしい。
 
ヴォーゲル:まず震災復興。次に財政再建。3つ目は成長戦略だと思う。これら3つが最重要課題だろう。これらはすべて、お互いに関連している。
(略)
―― 財政再建のための増税についてはどう思うか。
 
ヴォーゲル:いずれしないといけないと思う。政府支出を伴う政策は目白押しだ。政府支出を増やさないと、成長は起こらない。もちろんそれだけでもうまくいかないと思うが。
 
 増税で難しいのは、そのタイミングと規模だ。経済は今かなり弱くなっているから、長期的な計画を立てる必要がある。性急に事を進めるのは危険だ。加えて、増税のしすぎに注意しなければならない。日本は1997年に性急な増税を実施して、回復を台無しにした。これに学んで、同じ過ちは繰り返さないだろうが…
 
 一方で、借金をコントロールする長期的な政策が具体的にあることを、国債の所有者に示す必要がある。その中に、増税は間違いなく含まれるだろう。
(略)
―― 野田首相は訪米、日米首脳会談をどうするべきか。9月に予定していた日米首脳会談を菅前首相が延期している。
 
ヴォーゲル:10月か11月にはやった方がいい。今まで築いた関係を強化し再確認するために。いっぽう、あまりリスキーなことはしない方がいい。