少子化は貧困のせいです

なんだか少子化を先進国の必然みたいに捉える論調がある。
これは絶対におかしい。
既婚者の出産人数は70年代以降ほとんど変わっていない。
問題は結婚率が90年から急低下したこと。
そして結婚率は成長率の相関関数だ。
したがって少子化は貧困のせいです。
この事実をみない少子化論はすべてインチキである。
 
更に言えば、その状況で人口維持のために移民を推奨することが如何に犯罪的なのかわかるだろう。
貧困が原因で少子化している=労働力が余っているところへ安い労働力を輸入すればますます貧困は深化する。全体の生活水準が低下する。これは自国を発展途上国に後退させるのに等しい。そしてそれは自国工場が居ながらにして海外移転したのと同じ効果を生む。つまり自国民窮乏化が資本家を肥やす、というわけ。お花畑共生万歳サヨクはその露払いさせられていることにいい加減気づけよ。
 
厚生労働省が、いま21歳のワカモノの男3割女2割は結婚しない、と予言しているわけだ。
50歳未婚率を生涯未婚率とみなすのは閉経年齢だからかな。
その根拠は 90年:男6%女3%→05年:男16%女7% だったから。
 
しかしちょっと考えればこれはちょうど「失われた20年」に重なっていることに気づく。
そうしたら未婚の原因が「ライフスタイルの変化」なのか「若年層の貧困化」なのかわからんね。
日経さんも煽るばっかじゃなくてさ「景気回復→出生率向上」の側面を取り上げろよ。

朝日新聞に載っていたグラフ、無理やり杉(笑)



http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Popular/Popular2011.asp?chap=0

膨らむシングル経済(下)低成長、未婚化に拍車
(日経、11年08月04日)
(略)
 厚生労働省によると、50歳時点で一度も結婚したことがない生涯未婚率は30年には男性で29.5%、女性で22.6%になる。10年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むとされる子供の人数)は1.39で、将来の少子化は深刻。単身世帯増に歯止めがかからないと、社会保障サービスの低下、労働力不足など経済成長への足かせはきつくなるばかりだ。
(略)