産業安全と事故防止について考える


 
産業安全と事故防止について考えるというHPがあるのだ。
自然災害死・運輸事故・自殺・不審死はよく報道され注目されているけれど、ものづくり国家日本では工場で亡くなる方もとても多い。
真面目に働いて不慮の死を遂げた方の無念とご遺族の絶望を思うと心が暗くなる。
それは資本家を含め誰にとっても不幸なことだし、そのような可能性のある職場を放置することは産業国家の先行きを細らせることにもなりかねない。
だから他の災害もそうだけれど、工場災害をゼロとすべく、国は積極的に支援してゆくべきだと思うのだ。
ちなみに支援というのはカネも出さずに非現実的規制を強化して罰則ばっかり重くして責任逃れすることではない。
 
で、意外と多いのが装置を停止修理中に、別の作業者がうっかり作動させてしまって巻き込まれる事故。
これはうっかり作動させた方だって悲惨だ。。。
で思うんだけど、こういう装置のマスタースイッチは保全作業員が退避したことが確認できないとオンにならないようにすればいいのに。
たとえば、簡単な腕時計型発信器をつくって、保全作業員は作業するときは必ずスイッチを入れる。
作業中は信号が発信されつづけ、その間はマスタースイッチがオンにならない。
既存の機械にも簡単な改造で設置できるし、発信器なんて安価なものだ。
それだけでも産業安全は大きく向上する。
とにかく「3K」なんて言いっぱなしにしていてはいけない。
そういう職場が(機械的補助で)きつくなく・(集塵完備で)きたなくなく・(安全装置で)きけんじゃない、ようにもっと努力して欲しい。
だいたい、そういうことをするとコスト高になるので、発展途上国に負けるとかいう人がいるけど、逆に「発展途上国」の労働環境を問題にすべきなんじゃないか?
大きな意味ではそういうベクトルが日本のステータスを上げることになると思うよ。