降下物からヨウ素とセシウム、県「健康に影響ない」
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2011/03/22/12.html
県は22日、県衛生環境研究所(甲府市富士見1丁目)で採取したちりや雨などの降下物から放射性物質のヨウ素とセシウムが検出された、と発表した。
セシウムの検出は初めてで、ヨウ素も3日ぶりに検出した。
ただ、同研究所で測定した放射線量は平常値の範囲内で、県は「健康被害の心配はない」と引き続き冷静な対応を求めている。
県大気水質保全課によると、21日午前9時〜22日午前9時の同研究所屋上への降下物を分析したところ、ヨウ素131が1平方キロメートル当たり4400メガベクレル、セシウム137が400メガベクレル検出された。
県は、福島の原発事故の影響があるとみているが、「採取した時間帯の雨の影響で通常より高い数値が出やすい状況だったと思われる。放射線量は平常値であり、健康被害はない」としている。