直ちに健康に被害は無い

聞き飽きたね

東京都、乳児が水道水を摂取しないよう呼び掛け―23区と多摩5市で
2011年 3月 23日 14:59 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_207717
 
 東京都は23日、東京23区と多摩地区の5市で、乳児による水道水の摂取を控えるよう呼び掛けた。葛飾区金町浄水場の水で、1リットル当たり210ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたため。乳児以外の摂取は制限しない。

 東京都は、210ベクレルという数値は、長期に摂取した場合に健康に影響を及ぼすとして設けられた基準で、ただちに健康に影響があるという水準ではないとしている。

 放射性ヨウ素は体に蓄積すると、子どもに甲状腺がんを起こす。チェルノブイリ原発事故の後、牛乳や水などを通した摂取によって数千人の子どもが甲状腺がんになったという。大人の摂取には問題ないという。

 多摩地区では武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市三鷹市が摂取制限の対象となっている。

土から放射性物質、専門家「健康被害ない」

 文部科学省は22日、21日に福島県内2か所の土壌を採取し放射性物質の量を測定した結果を公表した。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=38457
 
 それによると、21日午前9時45分に福島第一原発から西北西約40キロ・メートル地点で採取した土から1キロ・グラムあたり4万3000ベクレル、同11時51分に北西約35キロ・メートル地点で同1万6000ベクレルの放射性ヨウ素131を検出した。放射性セシウム137も、それぞれの地点で1キロ・グラムあたり4700ベクレル、1400ベクレル検出された。放射線量はそれぞれ5マイクロ・シーベルト毎時、1・5マイクロ・シーベルト同とわずかだった。
 
 橋本哲夫・新潟大名誉教授(放射化学)は「当該地点で農産物が栽培されたとしても、放射性ヨウ素131は8日で濃度が半減する上、雨で流れたり耕作することでも薄まるので消費者が口にする頃には健康への被害はほとんどなくなるだろう。周辺の土を踏んだり触れたりしても、靴や手を洗うことで洗い落とせる」と話している。
 
 同省は、屋内退避区域を含めた原発から20キロ以上離れた福島県内の観測態勢を強化。モニタリングカー(観測車)での計測による、空中放射線量のほか、今後は土壌、空気中の塵(ちり)の分析結果を公表する。ヘリコプターで上空の放射線量を測定することで地表面の汚染状況も調べる予定。
 
 また、同省によると、各都道府県で21日午前9時からの24時間に行った、雨水やほこりなど空中降下物の検査で、東日本の1都10県で放射性ヨウ素131が検出された。茨城県では1平方キロ・メートルあたり8万5000メガ・ベクレル(1平方メートルあたり8万5000ベクレル)と前回より低下、東京都では同3万2000メガ・ベクレル(同3万2000ベクレル)で約11倍に増えた。空中の放射性物質が雨と共に降下した影響と見られる。
 
(2011年3月23日 読売新聞)

都内の浄水場から放射性ヨウ素 乳児飲用に適さぬ濃度
(2011年3月23日朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103230282.html

 東京都水道局は23日、金町浄水場葛飾区)から乳児の飲用に適さない濃度の放射性ヨウ素が検出されたと発表した。検出濃度は1リットル当たり210ベクレルで、厚生労働省が21日に示した乳児の飲用に関する指標値の100ベクレルを110ベクレル上回っていた。
 都は23区と武蔵野、町田、多摩、稲城三鷹各市での乳児の飲用を控えるよう呼びかけている。ただ、「厚労省設定の数値は長期間飲用した場合の健康被害を考慮したもので、代替飲用水が確保できない場合は摂取しても差し支えない」としている。