リビア情勢

原発でそれどころじゃないんだが、実は大事なリビア情勢。
これ反政府決起がおきたとき違和感があったんだよね。
ジャスミン革命絡みで語られたけど、重火器で武装しててさ、一般市民じゃないじゃん。
中東革命に便乗した利権簒奪クーデターだろう。
要するにカダフィは本当は米国派で、反体制派は欧州がバックにいるんだと思う。
しかし単純武力の構図では体制変換は無理だと思う。いままでだって無理だったんだから。
そもそもリビア自体は国民国家ではなく、本質的にアフリカ最大の油井の取り合いなんだ。
そういやリビアもオクシデンタル石油だ。スターリンソ連と米国の関係を思い出す。

リビア 停戦に応じる姿勢も
3月18日 11時14分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110318/k10014754701000.html
国連安全保障理事会リビア上空に飛行禁止空域を設ける決議を採択したことについて、リビア外務省は声明を出し、決議はリビアへの軍事行動につながると非難する一方、条件が整えば反政府勢力との停戦に応じる姿勢も示しました。
声明は、18日、ハリド・カエム副外相が首都トリポリで記者会見を行って読み上げ、この中で「国連の決議はリビアに対する軍事行動につながり、国際法上、違法なものだ」と述べ、決議を非難したうえで、リビアの国民を守るために戦う用意があることを強調しました。しかし、その一方で「国連との対話の内容次第で停戦の用意がある」とも述べ、条件が整えば反政府勢力との停戦に応じる姿勢を示しました。首都トリポリでは、兵士たちが、安保理決議への怒りを表すためか、自動小銃を空に向かって一斉に連射する音が響くなど緊張が高まっています。決議をテレビのニュースで知ったという男性は「内政干渉する外国勢力とは戦う用意ができている」と話し、徹底抗戦の構えを見せていました。

英軍、きょうにも空爆 欧州が軍事行動に傾く
2011.3.18 10:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110318/erp11031810550004-n1.htm
 
 英BBC放送は17日夜、国連安全保障理事会リビア上空への飛行禁止区域設定を決議したことを受け、英軍が早ければ18日にも軍事行動に乗り出す可能性があると報じた。英首相官邸によると、キャメロン首相は18日に臨時閣議を開いた後、議会で声明を発表する。英軍の軍事行動に向けた内容とみられる。
 
 欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領も18日、「EUは安保理決議を履行する用意がある」との声明を発表、軍事行動への支持を表明した。リビア政権側の軍部隊を標的とした欧州諸国による空爆が、急速に現実のものになりつつある。
 
 欧米諸国の中で最もリビアの戦況に敏感なのは、既に反政府勢力を「リビア唯一の正統な代表」と承認したフランスだ。
 
 ジュペ外相は17日、国連本部で「決議は軍事的手段の行使を認めている。地上軍の侵攻は問題外なので、空爆ということになる」と明言した。(共同)