旗幟鮮明

三橋さんのブログをそのまま転載。
そうです。個々のマスゴミの報道責任をしっかり確認しておくのです。そうやってキッチリケツを拭かせる姿勢が大事です!
それにしてもこのインタビューの原文どっかないかなあ?
格下げ要因についての指摘が産経新聞だけ全然違うじゃないか!
もちろん財政懸念はある。だがムーディーズが指摘しているのは経済成長なのだ!!!

 ブルームバーグ産経新聞 v.s. ロイター&朝日新聞&読売新聞で、同じ記者会見(ブルームバーグとロイターは単独インタビューですが)の記事で、論調が真逆になってしまっているのです。
(11/02/12付三橋ブログ)
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/

増税派>
ロイター

日本の財政改革、成功しなければ格付けにマイナス=ムーディーズ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19472520110209
 ムーディーズは、日本国債の格付け(Aa2、見通しは安定的)について、日本の債務縮小に向けた財政対応の欠如がネガティブな圧力となるとの見方を示した。そのうえで、日本政府の財政改革が成功しなければ格付けにとってマイナスになると語った。
 また日本政府が策定を進めている社会保障・財政改革に注目していると指摘。そのうえで立法化できなければ日本のソブリン格付けのマイナス要因になる可能性があるとの認識を示した。
 ムーディーズ・インベスターズ・サービスソブリン・リスク・グループ・シニア・ヴァイスプレジデント、トーマス・バーン氏が9日午後、ロイターとの単独インタビューに応じた。(略)

朝日新聞

ムーディーズ幹部「税・社会保障改革失敗なら格下げも」
http://www.asahi.com/business/update/0209/TKY201102090372.html
 米国の格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスで日本国債の格付け責任者をしているトーマス・バーン氏が9日、記者会見した。菅政権が6月までにまとめる「税と社会保障の一体改革」が実現できなければ、日本国債を格下げする方向で見直す考えを示した。(略)

読売新聞

ムーディーズ幹部、日本国債格下げの可能性示唆
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110209-OYT1T00890.htm
 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのトーマス・バーン上級副社長は9日、都内で記者会見し、日本国債の格付けについて、「下ぶれ要因が高まっている。社会保障と税制改革の中身や実行度合いに注視していきたい」と述べた。(略)

<経済成長派>
ブルームズバーグ

ムーディーズのバーン氏:日本の格付け見通しは安定的
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=aU_p7JVPTNXU
 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのシニアバイスプレジデント、トーマス・バーン氏は9日、日本国債の格付け見通しは安定的と指摘、日本国債の大半が国内で消化されていることから最上位の格付けを持つ国々の国債と同様の安全性があるとの見方を示した。ムーディーズによる日本国債の格付けは最上位から3番目の「Aa2」。
 バーン氏は同日午後に行ったブルームバーグ・ニュースのインタビューで、「日本の格付けの強さの一つは、国債が自国で消化されているというだけではなく、世界的な金融危機を通じて国債に安全資産の側面があることだ」と指摘。「その意味で、日本国債米国債と同様の特徴を有している」と述べた。
 日本国債保有者の90%以上は国内投資家。

<動揺派(笑)>
産経新聞

格付けに「下振れ要因」 日本国債ムーディーズ
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110209/fnc11020918070016-n1.htm
 米大手格付け会社ムーディーズ国債担当アナリストのトーマス・バーン氏は9日、東京都内で記者会見し、「安定的」との見通しを示している日本国債の格付けについて「下振れ要因は高まっている」と述べた。日本国債をめぐっては、米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が先月、上から4番目に格下げしたばかり。ムーディーズは、上から3番目に据え置き、見通しも変更していないが、財政の先行きに対する市場の懸念が高まっていることを裏付けた。バーン氏は格下げにつながる懸念要因について、(1)低成長から抜け出せないリスク(2)デフレ脱却の時期が見通せないこと(3)景気回復が税収に反映されていないこと−の3点を列挙した。格付けを支える要因では、国債の国内保有率の高さなどを指摘、「財政危機が表面化するには長い時間がかかるだろう」とも語った。