【大機小機】ドル安・円高の底流

   
いろんな記者が個人的な意見を書くのでまるで整合性のない【大機小機】。
漏れが2番目に好きな連載だ。(一番好きなのは最終の文化面なのでw)
日経には珍しく長期的な俯瞰が書かれていたのでメモ。
そうなんだよねえ、これからが本番だという気がする。
 
追記)
どうでもいいけど文中のエポックという言葉の使い方がおかしい。
  

(この図は拾いモノなので記事と直接リンクはしていません)

【大機小機】ドル安・円高の底流(三角)
(日経10月27日)
 
 ドルの世界での実力を示す実効為替レートが歴史的な安値圏にある。日経通貨インデックス(2005年=100)でみた実効レートは22日時点で90.374。02年2月の最高値119.47から30ポイント近く低下し、金融危機時の08年5月につけた最安値87.315に近づいている。
 (略)
 ドル実効レートが大きく下がり始めたのは02年。この年、世界は2つのエポックを経験している。ユーロの流通開始と中国の世界貿易機関WTO)加盟だ。
 (略)
 基軸通貨の変更は、各国準備資産の組み替えや流通・決済通貨の量的調整を伴うため、ゆっくりと静に進む。ブレトン・ウッズでドル基軸が確立するまで30年近く、米ドルと英ポンドが基軸通貨を補完し合う移行期があった。
 (略)
 市場がドルの長期衰退を読み取り始めたとすれば、ドル安・円高も一過性では済まなくなる可能性がある。