【沖縄集団自決の真実 Part2】梅澤裕元少佐の重要証言

    
さて、ソエジー一派にも評判の良い自称保守・自称文藝評論家の山崎行太郎さんだが、彼は「"保守派なのに"沖縄日本軍糾弾派」として「佐藤優」ともつるんで沖縄サヨク運動を側面支援している。漏れは座間味集団自決事件を判断するさいのサヨク側の代表者としてウォッチしていた。だって他のサヨクマスゴミの論陣はまるで非論理的で、というか論理がなくて(笑)大声だしたもの勝ちの戦術がミエミエなので、山崎さんのようにいちおう論理立てて文章を発表してくれる人は貴重なのだ。(くどくて悪文で長過ぎるのが難点だが・・・)
 
ところが山崎さんはやがて最も重要な「軍命がなかった」という点については「証言者が信用できない」という理由でスルーするようになる。その代わり「そもそも梅澤は民間人をスパイ容疑で虐殺している」と声高に主張しはじめる。つまり個別の事実闘争は諦めて「沖縄vs日本」における日本軍悪魔説にまで撤退したのだ。それでも漏れがやっぱり気になったのは梅澤少佐の「民間人虐殺」はどうしてもっと話題にならないのだろうか、ということだった。自決命令よりよっぽど直接的な「犯罪行為」じゃないか。東京の山崎さんが大声で指摘しているのに、沖縄の関係者はなぜ沈黙しているのか?
 
ところが、このテレビを見てすべて合点がいった。
つまり「スパイを処刑してくれ」と梅澤隊長に迫ったのは住民だったのだ。だからこの話は村ではタブーだし運動のネタにも使えないのだ。
梅澤隊長は、いやな仕事だった、そういうことやって戦後戦争犯罪で処刑される可能性も知っていたからやりたくなかった、とまで言っている。
さらにこのスパイ疑惑も疑惑じゃなかった。ほんとうにスパイはいたのだ。
梅澤隊長は米軍上陸後、米軍の軍服に着替えて米兵と一緒にジープに乗り島を案内している元民間防衛隊の部下を見てガッカリしたそうだ。
こんな小さな島でもいたならば本島の重要拠点にどれだけスパイがいたことだろう。
戦後「日本兵がスパイだと言って沖縄人を殺害した」ということが即戦争犯罪と考えて疑いもしなかったが、実際米軍の水先案内をする沖縄人のスパイがたくさんいたとしたら全く違った風景が見えてくる。そしてそれは「被害者であること」をバネに本島への劣等感を反転させた沖縄人のアイデンティティを激しく毀損する。しかしその苦い事実を受け容れられない限り沖縄の自律も矜持も取り戻せないことも明らかなのだ。。。