経済教室(日経9月23日17面)
中国建国60周年課題と展望>>上
矛盾抱えつつ「富強」目前
政治改革待ったなし 格差是正へ再配分不可欠
国分良成 慶應義塾大学教授(こくぶん・りょうせい 53年生まれ。慶大卒、同大学博士課程修了。専門は中国政治・外交)
メモ
・「G2」論に表面的には反発するがホンネではまんざらでもない
・まもなくGDP2位になるが、1人あたりは少ないと謙遜するが目元は緩んでいる
・19世紀以来「富強」をもとめた。いま実現しつつある。
・とはいえ中国は資本主義ではない。
(1)公有制・・・・・・・土地、重要産業株式は国家が持つ
(2)私有財産の制限・・・経済活動の究極の許認可権限は共産党がもつ
・抵抗勢力=基幹国有企業+ブルジョワ・富裕層党員
・法人税・個人所得税・累進課税は機能していない(除く外資企業)(個人所得税比率10%!)
・相続税なし